介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
生活支援技術 問50
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 生活支援技術 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護として、適切なものを1つ選びなさい。
- 浴室内では、介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。
- 浴室の出入り口に一段の段差がある場合は、左足から下がり、右足から上がる。
- 浴槽に入るときは、まず右足を入れ、次に左足を入れる。
- 浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
- 介護職が利用者の全身を洗う。
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この過去問の解説 (3件)
01
浴槽から出る場合は、縁やバスボードを利用することで身体が安定し、移動しやすくなります。
右片麻痺は右側に麻痺が起こっている状態ですから、介助は右側に立って行います。
浴槽に入る際は右側を介助し、健側である左を先に入れてもらいます。
身体はなるべく自分で洗ってもらい、洗いにくい部分を介助する程度に止めましょう。過度な介助はADLを低下させてしまいます。
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02
浴槽の縁やバスボードに一度腰かける事により、立って浴槽をまたぐよりも支持面積が増え、バランスをとりやすくなります。
片麻痺のある人の介助は基本的に麻痺側から行います。
歩行だけに限らず片麻痺の人の動作は、健側からだったり患側からだったりと混乱するかもしれませんが、どの動作も根拠があって順序が決められているため、ただ覚えるだけではなく、どうして健側もしくは患側からなのかを理解した上で覚えた方が、実践にも役立ちます。
また介護の基本は残存能力を利用した上で、足りない部分を補うという支援方法です。
この場合は健側である左手で麻痺側や下半身を洗ってもらい、左手では洗えない左腕や背中を介護者が介助をします。
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03
片麻痺がある利用者の入浴時には、介助者は麻痺側に付き、利用者が出来ないことを手伝うといった介助を行います。また、歩行時にも麻痺側に付き、段差で介助を要するときには、「下りるときには麻痺側の足から」「上るときには健側の足から踏み出してもらうようにします。
家庭浴槽での入浴は、立ったままではなく、浴槽の縁やバスボードに腰掛け、まず健側の足を浴槽内に入れます。そして、湯船から出るときには、一度立ち上がり、浴槽の縁やバスボードに腰掛け、それから麻痺側の足を外に出します。
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