介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
こころとからだのしくみ 問107
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
Hさん(75歳)は、妻と二人暮らしであったが、最近、妻が亡くなった。その後、Hさんは親戚や知人とも会わずに、自室にこもっていることが多くなった。また、夜間は妻が使っていたタンスの前に座ったり、台所で妻の好きだった食器を出したりして家の中をうろうろしている。妻と死別後のHさんの夜間の行動を説明する悲嘆反応として、適切なものを1つ選びなさい。
- 探索行動
- 否認
- 敵意
- 無関心
- 恐怖
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この過去問の解説 (4件)
01
いつも使っていた物の近くにいるんじゃないかとタンスの前に行ってみたり、亡き妻の姿を探し求めてうろうろしたりする行動を「探索行動」と言います。
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02
悲嘆反応とは、死に対する心や体の反応のことをいい、以下のような反応が見られます。
身体的反応・・・食欲不振、睡眠障害、嘔吐など。
情緒的反応・・・無気力、無感覚、抑うつ、敵意など。
行動的反応・・・探索、混乱、活動減退、集中力低下など。
Hさんは昼間は無気力などの症状がみられますが、夜間の行動としてはタンスの前に座る、家の中をうろうろしていることから奥さんを探していると思われるため「探索」が当てはまります。
これらの反応は時間とともに落ち着いてくる傾向にありますが、心のケアはとても大切です。
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03
喪失体験後、人は感情・思考・行動など様々な場面で悲嘆反応がみられることがあります。
Gさんの夜間の行動(妻が使っていたタンスの前に座る、妻が好きだった食器を出す)は故人の探索行動に当てはまります。
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04
悲嘆反応とは、親しい人を亡くしたことで現れる、死に対するこころの反応のことを言います。
Hさんの行動は、亡くなった奥さんを探している行動を判断できるため、「探索行動」が正解となります。
2.3.4.5.いずれも悲嘆反応で現れることがある症状ですが、Hさんの行動からは、これらの症状は見られません。
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