介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
人間関係とコミュニケーション 問3
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 人間関係とコミュニケーション 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
ラポール形成の初期段階のかかわりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 利用者の感情に関心を持つ。
- 利用者の家族環境を詳しく聞く。
- 介護福祉職が詳しく自己紹介する。
- 黙って聴くことに徹する。
- 「なぜ」で始まる質問を繰り返す。
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この過去問の解説 (4件)
01
ラポール形成とは、簡単に言うと「支援者と利用者の間で信頼関係を築くこと」です。
2:信頼関係を築いていく中で必要となる場合もありますが、初期段階では、利用者本人のことを話してもらうようにします。
3:これも信頼関係を築いていく中で必要となる場合もありますが、初めは簡単な自己紹介に留め、相手の話をよく聞くよう努めます。
4:あれこれ口を挟む必要はありませんが「そうなんですね」「なるほど」「それは大変でしたね」などといった、共感のあいづちを打つことで信頼関係の形成がスムーズになります。
5:会話の中で自然な流れとして「なぜ」という疑問を投げかける事は構いませんが、自分に必要な情報を手早く得ようと「なぜ」を繰り返してしまうと尋問のようになってしまい、信頼関係の形成に影響を与えてしまうことがあります。
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02
ラポールの形成のためにはカウンセリングの基本的態度が必要です。この基本的態度とは純粋性・受容態度・共感的理解のことです。これに当てはまる行動は1だけです。
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03
ラポールとは心理学用語で、カウンセラーとクライアントとの間に、互いに信頼し合い、安心して交流を行うことができる関係ができている事をいいます。介護の現場では介護員と利用者の関係にあてはめます。
ラポール形成の初期段階とあるので、
まず利用者の感情に関心を持ち、受容的態度で信頼関係を築いていくことが大切です。
2→まずは利用者本人に興味がある事を示す為にも家族よりも本人の話を聞くようにします。
3→簡単な自己紹介ならOKでしょうけども、初期段階では介護福祉職が詳しく自己紹介するよりも、利用者本人の話を引き出す事が重要です。
4→黙って話を聞かれる事は相手に緊張感や不信感を抱かせてしまいます。適度なあいづちを挟むことで「聞いてもらえている」安心感を作ります。
5→初期段階で相手の話を引き出す事は必要ですが、「なぜ」等質問ばかり繰り返すと尋問的に感じられ安心感や信頼が築きにくくなります。
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04
ラポールというのは心理学用語の一つであり、「心が通じ合っていると感じることができる関係」のことをいいます。
ラポール形成の初期段階では、まず相手の気持ちを知ることが重要です。
2.本人よりも家族のことにまず興味を示すのは不適切です。
3.自分のことばかりを一方的に紹介するのは不適切です。
4.ずっと黙っていることは信頼形成につながりません。
適度なあいづちを行い、相手に「聞いてもらえている」という安心感を与えることが必要です。
5.「なぜ」という問いかけは尋問のように感じ、相手に不快感を与えてしまいます。
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