介護福祉士の過去問 第27回（平成26年度） 介護の基本 問26

正解は　5　です。

1：福祉事務所とは、いわゆる市役所や町役場の「福祉課」のことを指します。
虐待への対応を行っていますが、「児童虐待」への対応が主です。

2：老人福祉施設とは、デイサービスや特別養護老人ホームなどを指します。
基本的に民間企業や法人が運営していますので、高齢者虐待防止ネットワーク構築の中心になる機関とはなりえません。

3：民生委員協議会は、都道府県知事が定める区域ごとに民生委員によって組織されています。
協議会の任務はいろいろとありますが、虐待防止に関わる任務は特に定められていません。

4：虐待の通報があれば、もちろん警察署も動きますが、あくまで高齢者虐待防止ネットワークを構成する一員であり、中心機関ではありません。

正解は5です。
高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律の第16条に地域包括支援センターとあります。

正解は　5　です。

「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」通称「高齢者虐待防止法」の第16条に記載があり、地域包括支援センターが高齢者虐待防止ネットワークの中心となります。

1.対応はしてくれますが、中心的な役割を果たすわけではありません。

2.入所施設であり、適切ではありません。

3.民生委員には虐待を見つけたときの報告義務はありますが、虐待防止に関する任務はありません。

4.事件となれば警察は動きますが、高齢者虐待防止の中心機関ではありません。