介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
認知症の理解 問83

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問題

介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 認知症の理解 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)の人によく見られる症状に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
  • 社会ルールや常識的な規範が分からなくなる。
  • 動作が緩慢で動きがぎこちない。
  • ちょっとしたことで泣いたり笑ったりする。
  • 現実的で具体的な幻視がある。
  • 料理の手順が分からなくなる。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は”1”です。

1○:前頭側頭型認知症では、反社会的な行動や常識外れな行動がみられます。ルールを無視したり、自分の思うままの行動を取る事が多くなります。

2×:動作が緩慢になる症状は、パーキンソン病によく見られます。

3×:感情がコントロール出来なくなる症状は「感情失禁」であり、脳血管型認知症によく見られます。

4×:幻視は、レビー小体型認知症で初期の段階からよく見られます。

5×:手順が分からなくなる症状は、「実行機能障害」に当てはまり、アルツハイマー病によく見られます。

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02

正解は 1 です。

2:これはパーキンソン病の運動症状です。

3:これは脳血管性認知症に多い感情失禁です。

4:これはレビー小体型によく見られる幻覚症状です。他の認知症でも幻覚症状がみられることもありますが、いずれも初期には出現しにくく、進行がかなり進んでから出現すると言われています。

5:これはアルツハイマー型の初期によく見られる実行機能障害です。

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03

◇正解は 1です。

1:ルールを守ったり、他人に配慮したりすることができなくなり、周りの状況にかかわらず、
自分が思った通り行動してしまいます。
たとえば店のものを断りなくもってきてしまう、交通ルールを無視して赤信号を通過してしまうなどです。
またこだわりが強くなったり、毎日決まった時間に決まったことをするといった症状が起こります。 

2:パーキンソン病

3:脳血管性認知症

4:レビー小体型認知症

5:アルツハイマー型認知症

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04

正解は1です。

前頭側頭型認知症は、性格変化と社交性の消失がみられ、記憶障害が目立たないのが特徴です。

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