介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
コミュニケーション技術 問35
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) コミュニケーション技術 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
Jさん(82歳、女性)は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしている。Jさんは朝食を済ませていたが、また朝食の準備を始めた。他の利用者が「さっき食べたでしょう」と言うと、Jさんは「まだです。今起きたばかりです」と答えた。このときのJさんに対する介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 「おなかがすきましたか」
- 「さっき、食べたばかりですよ」
- 「後片づけまで終わりましたよ」
- 「もう1回食べるのですか」
- 「食事より掃除をしませんか」
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この過去問の解説 (3件)
01
認知症の方は直前の出来事を忘れてしまうため、いくら説明しても理解をしてもらうのが難しく、否定したり、叱ってしまうと逆効果になってしまいます。
この事例の対応としては、まず、お腹が空いているのかを確認し、食べたいという希望があった場合は、先ほど朝食を食べているので軽めに果物などを提供し、落ち着いていただけるようにします。
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02
認知症の方とのコミュニケーションでは、その人の言動に対して否定したり、修正をすることはよくありません。その方の世界観を受け止めることが大切です。
朝食の準備をし、まだ食べていないというJさんに対して「お腹が空きましたか?」という質問はJさんの心情を理解しようとする質問であり、否定も修正もしていないため適切です。
2.3.4 食べていないというJさんに対し、修正したり否定しているので適切ではありません。
5 Jさんの食べていないという主張に対する返答がなく、受容的な受け答えでないため、適切とはいえません。
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03
認知症の主な症状は記憶障害です。
実際に食事をした記憶がないため、2や3や4のような言葉をかけても、本人は納得できません。
認知症の人への対応では、否定することはせず、お腹がすいているかを確認し、必要であれば軽いおやつなどを提供するのが良い方法です。
5.本人に不満を感じさせる可能性があり、適切とは言えません。
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