介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
コミュニケーション技術 問36
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) コミュニケーション技術 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
Kさん(72歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of theAlzheimer’s type)である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしているが、いつも「夫に迷惑をかけて申し訳ない」と言っている。ある日、面会に来た夫に対して、「いつもお世話様です」と挨拶しながら、誰なのか分からないで不安そうな様子であった。Kさんへの介護福祉職の最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 「誰でしょうか、覚えていますか」
- 「顔は覚えているけど、名前を忘れたのですね」
- 「頑張って思い出してみましょう」
- 「ご主人ですよ。来てもらってよかったですね」
- 「迷惑をかけて申し訳ないと伝えましょう」
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この過去問の解説 (3件)
01
夫が誰か分からず「不安そうな様子であった」とのことから、ご主人であることを伝え、安心感を与えることが適切です。その際、できるだけ近寄って目線を合わせて話したり、優しい口調で寄り添うように話しかけるなど、非言語的にも安心感を与えるように配慮しましょう。
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02
面会に来た夫に対して、誰なのかわからなく不安そうな様子であることから、不安を解消するためにもその心情を受け止め優しく接することが適切な対応といえます。
認知症の方への接し方としては、本人の気持ちに寄り添い、本人の尊厳を傷つけないことが大切です。
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03
認知症は、重度になると、家族のことも忘れてしまうことがあります。
Kさんが安心できる4の声かけは、適切な判断と言えます。
1.2.3.Kさんに対して失礼な声かけであるとともに、さらに不安を助長する可能性があります。
5.介護職が促すことではありません。
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