介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
生活支援技術 問47
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 生活支援技術 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
パーキンソン病(Parkinson disease)の姿勢反射障害のある人の歩行介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 曲がり角では、勢いをつけて曲がってもらう。
- 曲がり角では、直角に曲がってもらう。
- 一度足を引いてから歩きだしてもらう。
- 支援者のペースに合わせて歩きだしてもらう。
- 階段よりスロープを歩いてもらう。
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この過去問の解説 (3件)
01
パーキンソン病の歩行の特徴として、すくみ足、突進歩行、小刻み歩行などが挙げられます。すくみ足歩行がある場合、意識的な動作にする、つまり一歩足を引いてから歩き始めたり、「せーの」と声掛けしてもらって歩き始めたりするとスムーズに歩き出せる事が多いです。
1.2 パーキンソン病の方は方向転換が苦手です。曲がり角ではできるだけ大回りすることを意識してもらうと曲がりやすくなります。
4 本人のペースに合わせます。「1.2.1.2」と本人にリズムをとってもらうと、小刻み歩行やすくみ足、突進歩行を起こしにくくなります。
5 スロープより階段の方が得意です(階段は意識的に足をあげるため)。
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02
パーキンソン病の姿勢反射障害の方の中には「すくみ」がある方がいます。
「すくみ」とは、最初の一歩がブルブルと震えて踏み出せないことです。
なかなか一歩が踏み出せないときは、片足を横や後ろに出したり引いたりして歩き出すようにすると踏み出しやすくなります。
パーキンソン病の方の歩く姿勢の特徴として、
前方突進であり、歩幅が狭く、方向転換や振り返りなどバランスをとることが難しく、歩き始めると止まらないという点が挙げられます。
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03
姿勢反射障害は、体のバランスをうまく保つことが出来ず、姿勢保持や歩行がうまくできなくなる症状です。
3は一歩目が出にくいすくみ足への対策として有効です。
1.転倒の危険性を高める危険な行為です。
2.利用者が歩きやすいように曲がってもらうようにします。
4.支援者ではなく、利用者のペースで歩き出してもらうようにします。
5.スロープでは身体のバランスがとりにくいため、パーキンソン病の人には適しません。階段の方が歩きやすい場合が多いです。
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