介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
社会の理解 問5
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 社会の理解 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
健康長寿社会に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- WHO(世界保健機関)は、健康とは病気や障害がないことであると定義している。
- 健康寿命を延ばすために、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策が重要である。
- 2010年(平成22年)時点の日本における平均寿命と健康寿命の差は、男性が約5年、女性が約8年である。
- 2014年(平成26年)時点の日本におけるがん(cancer)の部位別にみた死亡者数は、男女ともに胃がん(gastric cancer)が最も多い。
- 「健康日本21(第2次)」における飲酒に関する目標には、未成年者の飲酒防止は含まれていない。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.WHOにおける健康寿命社会の定義は、病気や障害がないというわけでなく、肉体的・精神的・社会的にすべてにおいて満たされている状態のことをいいます。
3.2010年(平成22年)の日本における平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年、女性が約12年です。
4.2014年(平成26年)におけるがんの好発部位は、男性が肺がん、女性が大腸がんが最も多くなっています。
5.未成年者の飲酒は将来的に影響を与える恐れがあるため、未成年者の飲酒を早期になくすことを目標としています。
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02
その対策にロコモ体操があります。
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03
ロコモティブシンドロームとは骨や筋肉などの運動器の働きが衰えると、生活の中で自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高くなります。
運動器の障害のために、要介護になったり、要介護になる危険の高い状態のことをいいます。
不正解とその解説
「1」・・・WHOの健康の定義とは、病気や障害がないことであるのではなく、「身体的、精神的、社会的に良好な状態であり、病気などではない状態」と記されています。
「3」・・・2010年(平成22年)の日本における平均寿命と健康寿命の差は、男性9.02年、女性12.4年となっています。
「4」・・・日本における2014年(平成26年)におけるがんの好発部位は、男性は肺がん、女性は大腸がんがもっとも多くなっています。
「5」・・・健康日本21には「未成年の飲酒を2022年までにゼロにすること」と記されています。
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04
ロコモティブシンドロームとは、骨や筋肉、関節などの運動器の機能が低下した状態のことを言います。ロコモティブシンドロームになると将来的に介護が必要な状態になる危険性が高く、予防することが重要とされています。
1.健康とは身体的・精神的・社会的に良好な状態のことを言います。単に病気や障害がないことを言うのではありません。
3.男性が9.13年、女性が12.68年の差があります。
4.男性は肺がん、女性は大腸がんが最も多いです。
5.健康日本21には未成年の飲酒を早期になくすことが明記されています。
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