介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問37
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
片麻痺で立位歩行が可能な人が、洋式便器から立ち上がるときに利用する手すりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 便器の先端から20~30cm 後方の、健側がわの壁に設置された縦手すり
- 便器の先端から20~30cm 前方の、健側がわの壁に設置された縦手すり
- 便器の先端から20~30cm 後方の、患側がわの壁に設置された縦手すり
- 便器の先端から20~30cm 前方の、患側がわの壁に設置された縦手すり
- 便器周囲に設置された肘かけ状の簡易手すり
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この過去問の解説 (3件)
01
立ち上がるときは前方に重心移動する必要があるため、手すりは便器よりも前方になければなりません。また、麻痺側では力を入れて手すりをつかむことは難しいため、手すりは健側がわでないといけません。
よって正解は2で、1.3.4.5は不適切です。
5.肘かけ状の簡易手すりでは十分な前方への重心移動が出来ないため危険です。
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02
片麻痺の人が便座から立ち上がる際の手すりは、便器の先端より前方の健側がわの縦手すりが適切です。
1.便器より後方では不適切です。
3.4.患側では掴まることが困難なため不適切です。
5.肘掛状の手すりでは、重心を前に移動できず不安定な体勢になるため、片麻痺の人には危険です。
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03
実際、トイレに行って、この問題と同じような場面を設定してみると、とてもわかりやすいです。
特に、5の「肘掛状の手すり」は、起立動作の際にとても不安定になり
片麻痺の方に恐怖感が生まれてしまいます。
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