介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問49
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
加齢に伴う身体機能の変化に対応した食事として、適切なものを1つ選びなさい。
- 味覚の低下に対しては、塩分や糖分を多く用いる。
- 消化吸収機能の低下に対しては、炭水化物を中心とした食事を基本とする。
- 唾液分泌の低下に対しては、パンを主食にする。
- 咀嚼力の低下に対しては、肉料理を控える。
- 腸の蠕動運動の低下に対しては、乳酸菌を含む食品を積極的に取り入れる。
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この過去問の解説 (3件)
01
乳酸菌を含む食品を摂取することで腸の蠕動運動の促進が期待されます。
1.出汁や酸味などで薄味でもおいしく感じられるように調理します。
2.バランスの良い食事を消化しやすく調理します。
3.パンは水分が少なく、むせたり詰まらせたりしやすいです。
4.ひき肉を使用したり、柔らかく食べやすく調理して肉も含んだバランスの良い食事にします。
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02
腸の蠕動運動が低下すると、便秘の原因になり、排便のペースが乱れてしまいます。
水溶性の食物繊維や乳酸菌を積極的に食事に取り入れて、腸内環境の活性することが期待されます。
・水溶性食物繊維…昆布、わかめ、こんにゃく、果物など
・動物性乳酸菌…ヨーグルト・チーズなど
・植物性乳酸菌…みそ、漬物、キムチなど
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03
乳酸菌は腸の活動を助けてくれる役割を果たします。大腸の蠕動運動を活性化する効果も期待できます。
1.塩分や糖分の取りすぎは良くありません。出汁などをつかって味が薄く感じないようにします。
2.消化の良い食べ物や調理方法で作った食事を提供します。炭水化物中心にするのではありません。
3.パンは水分を吸収する為、唾液分泌が低下している人には食べにくい食材です。
4.肉を控えるのではなく、食べやすい形態で提供するべきです。
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