介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問55
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
Bさん(78歳、女性)は要支援2で、一人暮らしである。変形性膝関節症(knee osteoarthritis)が進んで、歩行に時間がかかるようになった。Bさんは調理が好きで、時間がかかっても近所の商店街に歩いて出かけて自分で食材を選んで作りたいと考えている。それを知った別居の長男は、Bさんの買物に行く負担を軽くする方法はないかと考えて、地域包括支援センターに相談した。
Bさんがこれからも買物や調理を継続していくための助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Bさんがこれからも買物や調理を継続していくための助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 買物代行サービスの利用を勧める。
- ネットスーパーの利用を勧める。
- 電動車いすの利用を勧める。
- シルバーカーの利用を勧める。
- 台所を車いす対応にリフォームすることを勧める。
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この過去問の解説 (5件)
01
ポイントは「時間がかかっても近所の商店街に歩いて出かけて自分で食材を選んでつくりたい」というBさんの意向に沿っているかどうかです。
選択肢1、2、3は「歩いて出かける」という意向に沿いません。
5に関しては「買物に行く負担を軽くする」という意向を汲んでいません。
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02
1、2 自分で買い物をしたいという意向に沿う対応ではないため、ふさわしくありません。
3.Bさんは歩行に時間がかかっていますが、歩くことが辛いという状況ではありません。現時点では電動車いすは必要ありません。
4.これが正解です。シルバーカーを使う事によって、歩行時の膝への負担が軽減されます。
5.現時点で車いすを使っているわけではないので、このリフォームは必要ありません。
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03
Bさんは時間がかかっても、自分で出かけて自分で食材を選びたいと考えています。よって、歩行時の膝の負担を軽減できるシルバーカーを勧めるのが適切です。
1.2.Bさんは自分で買い物に出かけて食材を選ぶことを希望しているため、不適切です。
3.歩けるBさんに電動車いすを勧めるのは不適切です。
5.車椅子を使用していない状況で、車椅子対応にリフォームすることを勧めるのは不適切です。
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04
時間がかかってもスーパーまで歩き、自分で買い物がしたいという思いや気持ちを大事する必要があります。
不正解とその解説
「1」・・・自立支援の妨げになりますし、自身で買い物がしたいという気持ちを無視した援助となってしまいます
「2」・・・1同様、買い物がしたいという気持ちを無視した援助となります。
「3」・・・歩きたい方に電動車イスを勧めるのは不適切です。
「5」・・・車イスを使用する前提での話です。これも不適切です。
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05
Bさんの、時間がかかっても近所の商店街に歩いて出掛けて自分で食材を選んで料理を作りたい気持ちを大切にします。
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