介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問59

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問59 (訂正依頼・報告はこちら)

概日リズム(サーカディアンリズム(circadian rhythm))を回復させるための介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 早朝に、高強度運動を行うように勧める。
  • 起床後はカーテンを開けて、日光を浴びるように勧める。
  • 夕食に、トリプトファン(tryptophan)を含む食事を提供する。
  • 就寝前に、テレビを見たり、パソコンを使ったりすることを勧める。
  • 平日の睡眠時間が短いときには、休日の「寝だめ」を勧める。

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この過去問の解説 (5件)

01

最も適切なものは2です。

他については以下のとおりです。
1.高強度運動が誤りです。早朝に限らず、適度な運動が効果的です。
3.トリプトファンは睡眠に関わるメラトニン生成に関与するアミノ酸です。トリプトファンが腸で吸収されるのには、摂取してから約6時間です。そこからメラトニンが作られていくのですから、午前中のうちの摂取が望ましいです。
4.就寝前のテレビやパソコンは、脳が興奮してしまうため、入眠を阻害します。
5.寝だめはかえって、リズムを乱す原因となります。

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02

正解は2です。

概日リズムというのは、体内時計のことです。朝に日光を浴びることで概日リズムを回復させることが出来ます。

1.早朝から負荷が強い運動を行なうことは、適切ではありません。

3.トリプトファンはアミノ酸の一種であり、睡眠ホルモンを促進し、睡眠不足を解消すると言われています。トリプトファンが吸収されるまでには、摂取してから6時間必要とされているため、夕方ではなく午前中に摂るのが適切です。

4.テレビやパソコンを使うことは、脳を活性化させるため入眠しにくくなり、概日リズムがくずれる原因となります。

5.寝だめは概日リズムをくずす原因となります。

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03

正解は2です。
概日リズムが乱れると睡眠に影響があります。
回復させるには体内時計をリセットします。
朝起きた時に太陽の光を浴びるのが効果的で、体が朝であることを認識します。

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04

正解は「2」です。

概日リズムとは体内時計とも呼ばれ、人類が太陽の明かりだけで生活していたころから持っている約1日の生活リズムです。

高齢者には認知症などによって、昼夜逆転の生活リズムになってしまっている場合がありますから、規則正しい生活を支援することで本来の生活リズムを取り戻してもらうようにします。

1 朝はまだ体温や血圧が低く、すぐに強い運動をすることはふさわしくありません。

3 トリプトファンは睡眠を促す効果があるアミノ酸の一種です。体内に吸収されるまでに時間がかかるため、日中のうちに摂取します。

4 テレビやパソコンは脳への刺激が強く、目が冴えてしまう原因になります。眠る時間直前まで画面を見ることは、避けたほうがよいでしょう。

5 生活リズムを整えるためには、曜日にかかわらず毎日規則正しい生活をすることが大切です。

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05

正解は「2」です。
概日リズムとは、生物が自転によりもたらされる24時間の明暗周期に活動を同調させている事で、それが概ね1日周期ということで概日リズムと呼ばれています。朝に日光を浴びることでリズムが整い、リズムが回復します。

不正解とその解説
「1」・・・朝から過度な運動を行うことは、不適切です。

「3」・・・トリプトファンとは、アミノ酸の一種で朝や午前中に摂取するのが望ましいと言われています。

「4」・・・テレビやパソコンは脳が活性してしまうため不適切です。

「5」・・・寝だめもリズムが崩れる原因となるため不適切です。

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