介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問60
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
終末期ケアに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 家族の悲嘆に対するケアは、終末期ケアとともに行う。
- 緩和ケアとは、身体的苦痛を取り除くことである。
- 口腔ケアは控える。
- 看取りの場を決めるのは、医師である。
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)利用者の終末期ケアは、病院で行う。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (5件)
01
終末期ケアでは、本人だけでなく家族への悲嘆に対するケアも必要になります。
2.緩和ケアは、身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛を取り除くことも含まれます。
3.終末期においても、口腔ケアは重要です。
4.看取りの場所を決めるのは、本人や家族です。
5.看取りの体制が整っていれば、往診や訪問看護などの方法でグループホームで終末期ケアを行なうことは可能です。
参考になった数41
この解説の修正を提案する
02
ターミナルケアは、本人が満足して最期を迎えられるようにするのが目的です。本人の苦痛や不快感を緩和しつつ、精神的に穏やかな残された生活の充実を優先させるケアです。
在宅、施設、病院と場所は多様ですが、家族の精神的ケアも同時に行います。
参考になった数21
この解説の修正を提案する
03
徐々に死期に近づいていくご利用者を間近に見ている家族の不安や、亡くなったあとの悲しみに対するケアも、看取り支援の重要なポイントの一つです。
2 緩和ケアには、身体的苦痛を取り除くことだけでなく、死に向かっていくことへの精神的な苦痛にも寄り添う必要があります。
3 口腔内の衛生は、肺炎の予防のために欠かせません。また本人の不快感を取り除くためにも大切です。
4 看取りの場所を決める際には、本人と家族の意思が第一に考えられます。
5 グループホームにおいても、本人と家族の希望があり、必要な環境が整っていれば、看取り支援を行うことができます。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
04
残された家族や親族が悲嘆する際には、ケア(グリーフケア)が必要となります。
不正解とその解説
「2」・・・身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛を取り除くことも含まれます。
「3」・・・口腔内の衛生を保つことで、肺炎のリスクを軽減できます。
「4」・・・場所を決めるのは、本人とその家族です。
「5」・・・看取りができる環境や体制が整い、本人・家族から同意が得られれば、終末期ケアは可能となっています。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
05
他の選択肢については、以下のとおりです。
2.身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛にも対処します。
3.口腔内を不衛生にしていると、肺炎などのリスクが高まります。よって、不適切です。
4.看取りの場を決めるのは、利用者あるいは患者本人とその家族です。
5.看取りの体制が整っており、ご家族の同意が得られれば、施設で行います。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
前の問題(問59)へ
第29回(平成28年度)問題一覧
次の問題(問61)へ