介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
介護過程 問61
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 介護過程 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
介護過程におけるアセスメント(assessment)の目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- より多くの情報の収集
- 介護福祉職の技能の向上
- 生活課題の明確化
- ICF(International Classification of Functioning、 Disability and Health:国際生活機能分類)の視点による情報の分類
- 1つの場面に焦点を当てた観察
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この過去問の解説 (5件)
01
アセスメントとは、介護を行う前の事前調査のことです。
利用者が何を求めているのか、それが生活の中のどんな状況から生じているのかを確認することです。
これによって生活課題が明確になってきます。
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02
アセスメント(assessment)とは、日本語では「評価」と訳されます。収集した情報を分析して、生活上の課題を明らかにすることが目的です。
1 情報収集はアセスメントの前段階において行われるもので、目的ではありません。
2 アセスメントは対象者の生活課題を見つけて、その課題をクリアするための方法を考えることです。一連の過程は介護福祉職にとって、とても大切なものですが、技能向上を目的に行うものではありません。
4 ICFに基づく分類は、アセスメントの過程のひとつですが、目的ではありません。
5 観察は情報を集める中で必要となる場合がありますが、アセスメントの目的ではありません。
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03
アセスメントとは課題分析のことを指します。身体状況や生活状況を把握することで、生活課題を明確にすることができます。
不正解とその解説
「1」・・・情報収集だけがアセスメントではありません。
「2」・・・アセスメントは利用者のために行うものです。
「4」・・・情報を分類するために行うものではありません。
「5」・・・一つのものだけを観察するのではなく、様々な視点からの観察が必要です。
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04
アセスメントは評価のことであり、評価から生活課題を明らかにすることが目的になります。
1.情報収集がアセスメントの目的ではありません。
2.アセスメントは利用者のために行なうものであって、介護福祉職の技能向上のために行なわれるものではありません。
4.情報を分類することが、アセスメントの目的ではありません。
5.観察はアセスメントの目的ではありません。
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05
他の選択肢については、以下のとおりです。
1.アセスメントを行う際の手法の一つです。
2.計画を立てたものを実施していく過程で必要なものであったり、介護過程にそった実践で評価し得られるものであったりします。
4.アセスメントを行う際、集めた情報から目標を明確化していく中で必要な事柄です。
5.実施の段階で必要な事柄です。
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