介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
発達と老化の理解 問74

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 発達と老化の理解 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

めまいとその症状に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
  • メニエール病(Ménière disease)では、立ちくらみが起こる。
  • 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo)では、回転感がある。
  • 低血圧によるめまいは、耳鳴りを伴う。
  • 不整脈によるめまいは、頭痛を伴う。
  • 脳梗塞(cerebral infarction)では、めまいは起こらない。

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この過去問の解説 (5件)

01

正解は2です。
設問の主な症状については、
・メニエール病…回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感などです。
・低血圧…頭痛、肩こり、眩暈、立ち眩み、動悸、息切れ、不眠、朝に起きられない、食欲不振、吐き気、胸やけ、胃もたれ、倦怠感、集中力の低下、手足の冷えなどです。
・不整脈…めまい、全身の疲労感、動悸、息切れ、吐き気、冷や汗、意識障害、胸部の不快感や痛みなどです。
・脳梗塞…一過性脳虚血発作、片方の手足に力が入らない、体の半分が痺れる、ろれつがまわらなくなる、言葉が出なくなる、相手の言うことが理解できない、片側にあるものに気がつかない、片目が見えなくなる、物が二重に見える、片側の視野が欠ける、めまい、ふらつき、立てない、歩けないなどです。

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02

正解は2です。

良性発作性頭位めまい症ではある決まった頭の位置を取ることで回転性のめまいが起きます。

1.メニエール病は回転性のめまいで立ちくらみはありません。

3.低血圧によるめまいは脳の血流量が不足することで起こります。耳鳴りはメニエール病で見られる症状です。

4.不整脈によるめまいに頭痛はありません。

5.脳梗塞の発作直後にめまいが出ることがあります。

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03

正解は「2」です。

良性発作性頭位めまい症は、耳石の異常によって生じ、自分や周りがぐるぐると回っているように感じる回転性のめまい、もしくはふわふわとした動揺性のめまいを生じます。

1 メニエール病は内耳の疾患で、激しい回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4症状が特徴です。

3 低血圧ではめまいではなく、立ちくらみが生じます。姿勢の変化で一時的に脳の血流が低下することによって生じます。

4 不整脈ではめまいの他に、動悸や息切れ、吐き気、胸部の不快感や胸痛などが起こります。

5 脳梗塞は脳の血管が閉塞して、血流が阻害されることで起こる疾患です。発症直後には頭痛やめまいなどの頭部症状が見られる場合があります。

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04

正解は「2」です。
良性発作性頭位めまい症は、回転性のめまいが起こると言われています。

不正解とその解説
「1」・・・メニエール病は回転性のめまいを起こします。

「3」・・・低血圧によるめまいは耳鳴りを伴いません。

「4」・・・不整脈によるめまいに頭痛の症状はありません。

「5」・・・脳梗塞ではめまいを起こします。

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05

適切なものは2です。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.メニエール病では、立ちくらみではなく、回転性めまいが起こります。

3.低血圧によるめまいは内耳からくるものではないため、耳鳴りを伴いません。自律神経系と関係があります。

4.不整脈によるめまいは、動悸や倦怠感、息切れなどを伴います。

5.脳梗塞では浮動性めまいが起こります。また、めまいの際に激しい頭痛や手足のしびれを伴います。

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