介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
認知症の理解 問77

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 認知症の理解 問77 (訂正依頼・報告はこちら)

失行に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 四肢が麻痺した状態である。
  • 目的に沿った動作ができない状態である。
  • 言葉を理解できない状態である。
  • 気力や自発性が低下した状態である。
  • 目の前のものが何であるかを、認識できない状態である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

失行は脳の障害によって起こる高次脳機能障害の一つであり、運動機能や感覚機能などに問題がないにもかかわらず、動作が出来ない状態のことを言います。

1.失行は運動機能に問題がないにも関わらず動作が出来ないことを言うのであり、麻痺とは違います。

3.言葉が理解できないのは失語です。

4.気力や自発性が低下するのはうつの症状です。

5.目の前のものが認識できないのは失認の症状です。

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02

正解は2です。
失行とは、高次機能障害のひとつです。
麻痺や運動障害がなく、言われた事を理解しているのにもかかわらず、日常生活の動作がうまくできなくなることです。

参考になった数21

03

正解は「2」です。

失行は高次脳機能障害の一つで、運動機能や感覚機能などには問題がないにもかかわらず、動作ができない状態です。

1 この状態は「四肢麻痺」という状態です。麻痺が原因で動作ができないことは失行ではありません。

3 言葉が理解できないのは、失語症の症状のひとつです。

4 気力や自発性が低下するのは、うつなどでみられる症状で、失行とは関係ありません。

5 目の前のものが認識できないのは「視覚失認」と呼ばれる高次脳機能障害のひとつと考えられます。失認は脳血管疾患の後遺症や外傷で見られ、視覚だけでなく、聴覚や触覚などでも起こります。

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