介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
総合問題 問113

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 総合問題 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問いに答えなさい。

〔事例〕
Jさん(80歳、男性、要介護2)は、2年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こして、左片麻痺になった。Jさんは、自宅で妻(80歳)と過ごしたいと訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、二人で暮らしていた。
Jさんは、数か月前に肺炎(pneumonia)を起こして入院した。炎症症状は消失したが、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を保菌した状態で退院した。
退院後のJさんは、なんとか立位がとれる状態である。排泄は、ポータブルトイレを利用して、妻が介助している。尿意はあり、1日の尿の回数も正常である。しかし、日が経つにつれて、妻には日に何回も行う立ち上がりや、ズボンや下着の上げ下ろしの介助は負担になり、時間がかかってJさんが失禁してしまうことも増えてきた。

妻は、JさんがMRSAの保菌者であることを気にしていた。妻が日常生活で留意する点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • Jさんの食器は別にして洗浄する。
  • 手洗いと手指の消毒を行う。
  • 介助するときは、使い捨ての予防着を着用する。
  • Jさんの衣類は別にして洗濯する。
  • ポータブルトイレは、10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

黄色ブドウ球菌の感染力は弱く、抵抗力がある人が感染して重症化することはありません。基本的な感染症対策を行なえば心配する必要はありません。

1.3.4.5.ここまで徹底する必要はありません。

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02

最も適切なものは2です。

MRSAの感染力が比較的低いこと、保菌した状態で退院できる程度の人であることから、基本的なことで大丈夫です。

他の選択肢については、ノロウイルスやロタウイルスなどのときに必要になる感染対策です。

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03

正解は2です。
在宅であれば、抵抗力のある人への感染力は低いので、基本的な手洗いと手指の消毒をしていれば心配ありません。

参考になった数17