介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
介護の基本 問20
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 介護の基本 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
Hさん(75歳、女性)は、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症として、左片麻痺(ひだりかたまひ)があり、認知症(dementia)と診断されている。看護師として長年勤め、退職時は看護部長であった。Hさんは日頃から、介護福祉職に苦情を言い、周りの利用者とのトラブルも絶えない。特に日中の入浴に関しては、拒否が強く、「私は仕事があるから、夜に一人でお風呂に入りたい」という訴えが続いている。
介護福祉職のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
介護福祉職のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 施設長から、特別扱いはできないことを説明してもらう。
- 夜の、居室での全身清拭(ぜんしんせいしき)に変更する。
- Hさんの対応を、施設の看護職員に任せる。
- 家族から、既に退職していることを説明してもらう。
- Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。
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この過去問の解説 (3件)
01
Hさんが不満に感じていることや、どうすれば拒否がなくなるのかを探る為、まずはHさんの話をよく聞くべきです。
1.認知症の方に施設長が言ったからといって解決はしません。
2.対処療法でしかなく、根本的な解決になりません。
3.看護職員に丸投げするのは不適切です。
4.認知症による記憶障害があるため、家族が説明しても解決はしません。
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02
なぜ不満なのか、不安を解消する為に話を聞くことが大切です。傾聴することから始めることが対応につながります。
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03
Hさんの拒否や苦情が出る理由を理解することが、解決の一歩となります。
そのためにも話を聞き、傾聴することで情報を集めましょう。
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