介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
障害の理解 問90

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問題

介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 障害の理解 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の主な症状の1つである社会的行動障害に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
  • 自分で計画を立てて物事を実行することができない。
  • 2つのことを同時にしようとして混乱する。
  • 新しいことを覚えられなくて何度も人に聞く。
  • ちょっとしたことで感情を爆発させる。
  • 人に指示をしてもらわないと動けない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

高次脳機能障害における社会的行動障害とは、事故や疾病によって脳に損傷を受けたことで、欲求や感情を抑制する力、コミュニケーション能力、意欲が低下し、固執や依存・退行・抑うつなどの症状が出ることを言います。

4は感情を抑制する力が低下したことで起こる症状と判断できます。

1.遂行機能障害の特徴です。

2.注意障害の特徴です。

3.記憶力の低下や理解力の低下などが考えられる症状です。社会的行動障害にはあたりません。

5.遂行機能障害の特徴です。

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02

1.誤
高次脳機能障害の遂行機能障害に当てはまるため、誤りです。

2.誤
高次脳機能障害の注意障害に当てはまるため、誤りです。

3.誤
高次脳機能障害の記憶障害に当てはまるため、誤りです。

4.正
高次脳機能障害の社会的行動障害に当てはまるため、正しいです。

5.誤
高次脳機能障害の失行に当てはまるため、誤りです。

参考になった数25

03

正解は4です。
高次機能障害における社会的行動障害は、思い通りにならないと興奮したり暴力をふるったり、大声をだしたりする障害です。

1,5 1、5は高次機能障害のなかの遂行機能障害のなかの1つです。
2,高次機能障害の注意障害の1つです。
3,3は記憶障害の1つで社会的行動障害とはいいません。 

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