介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問39
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
ベッド上で臥床(がしょう)したままの利用者に行う和式寝衣の交換の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 袖を抜くときは手→肘→肩の順で行う。
- 脱いだ寝衣を広げ、その上に新しい寝衣を重ねて広げる。
- 利用者の脊柱と新しい寝衣の背縫いの部分を合わせる。
- 左前身頃の上に、右前身頃を重ねる。
- 腰紐(こしひも)は結び目が背中に回るように結ぶ。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.臥床し衣服に体重がかかっている状態では、衣服を動かすことは困難です。まず利用者様の体の動きを最小限に留めつつ肩の部分の寝衣を緩め、寝衣内で腕が動かせるようになったら袖から肘を抜き、次いで手を抜きます。よって、肩→肘→手の順になります。
2.着用している寝衣の内側には汗やはがれた皮膚等が付着していて、これを新しい寝衣に付けてしまっては衣類を交換する意味がなくなります。着用していた寝具は内側が表に出ないように丸め、布団の空いたスペースに新しい寝衣を広げるようにします。
3.衣類のちょっとした凹凸やしわは不快感や褥瘡の形成を導くため、なるべく体に当たらないよう配慮が必要です。背縫いの部分は脊柱に沿わせることで、体に当たるのを最小限に留めます。
4.右前身頃の上に左前身頃を重ねて、正面から見ると襟元が片仮名の「ソ」の字の形(アルファベットの小文字の「y」の形)になるのが正解です。逆の合わせ方は「死に装束」とされ忌み嫌われます。
5.腰紐の結び目が背中にくると、仰向けに寝る際に腰に不快感が生じるうえ、褥瘡の形成のリスクも高めることになります。
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02
2.脱いだ寝衣を広げると皮膚の垢が新しい寝衣に付着することになり衛生面で適していません。
3. 脊柱と背縫いの線を合わせると衣服が乱れることなく、着ることができます。よって、3が正解です。
4. 左前身頃の上に右前身頃を重ねるのは亡くなった人の場合です。右前身頃の上に左前身頃を重ねましょう。
5.背中に結び目を作ると不快感と褥瘡の原因になるので控えましょう。
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03
他の選択肢は以下のとおりです。
1、誤りです。
肩→肘→手の順です。
2.誤りです。
脱いだ寝衣の裏側を内側に巻き込み、清潔な寝衣の袖を手繰って、迎い手をして半身を着せるようにします。
4.誤りです。
右前身ごろの上に左前見ごろを重ねます。
5.誤りです。
前の方で横結びです。背中に結び目があるとごろごろして不快なばかりか、褥瘡の原因になります。また縦結びは死に装束になってしまうので気を付けます。
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