介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問40

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

入居施設で生活する利用者が車いすを使用して外出するときに、介護福祉職が計画、準備することとして、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
  • 長時間の外出を企画する。
  • 家族に同行を依頼する。
  • 外出先の経路情報を集める。
  • 折り畳み傘を用意する。
  • 介助ベルトを用意する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.長時間の外出は利用者様の体に負担がかかる上、態勢の整った施設から長時間離れるリスクがあります。

2.状況にもよりますが、必ずしも家族の同行を最優先する必要はありません。家族の同行を前提に計画すると、外出できる機会が制限される恐れもあります。

3.普段と異なる環境に身を置くことになるので、外出先の状況や移動経路に関する事前の調査は必須です。

4.傘を持つことで、車いすの操作等の介助動作に影響が出る恐れがあります。天候に不安がある日は外出を避ける、屋内施設を目的地にする、などの配慮が必要です。

5.介護の環境を見慣れていない一般の人にとって、介助ベルトは異様なものと見られる可能性があります。

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02

外出支援に関する問題です。

1.長時間の外出は体調不良を起こすリスクもあるので慎重に検討しなければいけません。最優先とは言えません。

2.外出に関する情報収集を先に行いましょう。

3.外出に関する情報収集を行うことになるので適しています。3が正解になります。

4. 車椅子の介助を想定するなら介助者はレインコートを用意しましょう。片手で介助はできません。

5身体拘束になるので適していません。

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03

最も優先すべきものは3です。
車いす使用と問題文にあるので、車いすを使って安全に通れる道なのか、車いすの人が安心して使えるトイレがあるかどうかといった点を事前にチェックしておく必要があるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
長時間だと体に負担がかかるからです。

2.誤りです。
ご本人様の希望があれば必要だと思いますが、最優先事項ではありません。

4.誤りです。
ご本人は傘が差せませんし、介助者が傘をさすことで、視界の問題や介助がおろそかになる問題があります。雨が降りそうな場合は実施を避けるべきです。

5.誤りです。
介助ベルトは歩行訓練時や入浴時に使用するのが普通です。

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