介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
生活支援技術 問49

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 生活支援技術 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚の乾燥が強くなった高齢者の入浴介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • アルカリ性の石鹸(せっけん)で洗う。
  • こすらないように洗う。
  • 硫黄を含む入浴剤を使用する。
  • 42℃以上のお湯で入浴する。
  • 保湿剤は、皮膚が十分に乾いてから塗る。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.皮膚への刺激が低いのは弱酸性の石鹸とされています。

2.摩擦に対する抵抗力が低下しているので、こすらないように洗います。

3.硫黄成分が入った入浴剤は皮膚の乾燥を悪化させます。保湿成分が入った入浴剤が効果的です。ただし、保湿剤が入った入浴剤は使用により足元が滑りやすくなることに注意が必要です。

4.熱すぎる湯は皮膚の乾燥を悪化させます。38~40℃を目安とします。

5.保湿剤は皮膚が乾ききらないうちに塗るのが効果的です。

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02

高齢者の入浴介助で注意が必要なことに関する設問です。

1皮膚の表面は弱酸性です。アルカリ性の石鹸は刺激が強いので適していません。

2.石鹸を泡立てて優しく撫でるように洗います。擦ると皮膚を傷つけます。よって2が正解です。

3.硫黄は皮膚を乾燥させてしまうので適していません。

4. 38℃前後のお湯で入浴して皮膚の保温機能が低下しないようにします。

5.保湿剤は皮膚が湿った状態で塗るのが効果的です。

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03

最も適切なものは2です。
皮膚を傷める恐れがあるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
アルカリ性ではなく弱酸性です。

3.誤りです。
硫黄ではなく保湿成分です。油分の多い若い肌の人には硫黄成分はいいのですが、油分の少ない高齢者にとっては刺激が強いです。

4.誤りです。
ぬるめのお湯です。

5.誤りです。
皮膚が湿っているうちに塗ります。

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