介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
障害の理解 問91
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 障害の理解 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
知的障害の特徴に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 成人期に出現する。
- てんかん(epilepsy)の合併率が高い。
- 有病率は女性が高い。
- 重度・最重度が大半を占める。
- 遺伝性の障害が大半を占める。
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この過去問の解説 (3件)
01
知的障害は発達期(概ね18歳まで)に現れると言われています。
2.○
知的障害の合併率が高いものとして、てんかん、脳性麻痺、発達障害等があげられます。
3.×
知的障害がある人の男女比は、およそ1.5:1となり、男性の方が女性より多くなっているため、女性の有病率が高いとは言えません。
4.×
厚生労働省が平成28年に実施した「生活のしづらさなどに関する調査」では、療育手帳所持者数(推計値)の総数96万2千人の内、重度と判定されている者は37万3千人とされており、これは全体の約38.8%となります。
そのため、重度及び最重度の知的障害者が大半を占めているとは言えません。
5.×
知的障害の原因は、先天性の疾患や脳の障害、遺伝子や染色体の異変等、様々なものがあります。
遺伝性の障害が大半を占めているとは断定できません。
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02
文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1、誤りです。
発達期(おおむね18歳)までに出現します。
3.誤りです。
有病率は男性の方が多いです。
4.誤りです。
軽度が約85%と言われています。
5.誤りです。
遺伝性のほかに妊娠中毒や出生時の状況、その他生理的要因などがあります。生理的要因が大半だと言われています。
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03
2.正 知的障害者のてんかん合併率は高いとされています。
3.誤 知的障害者の半数以上は男性が占めているため、誤りです。
4.誤 重度や最重度の障害者の割合はその他の割合を下回るため、誤りです。
5.誤 知的障害者の原因は不明が最も多いため誤りです。
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