介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
こころとからだのしくみ 問101
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) こころとからだのしくみ 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
胃ろうに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ろう孔周囲のびらんは、放置してよい。
- ろう孔は、カテーテルの抜去後、およそ1時間で自然に閉鎖する。
- カテーテルの交換は不要である。
- ミキサー食の注入は禁止されている。
- 経口摂取も併用できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
びらんがあるということは、消化液の漏れ、カビによる感染症等、何らかのトラブルが起こっていると考えられます。
ろう孔周囲にびらんを発見した場合は、放置するのではなく、看護師・医師に相談し、適切な処置を行う必要があります。
2.×
ろう孔は2~3時間で縮小し、24時間で完全に閉鎖するとされています。
万が一、カテーテルが抜けてしまった場合は、速やかに看護師・医師に相談し、ろう孔が閉じないよう適切な処置を行う必要があります。
3.×
胃ろうのカテーテルには、バルーン(風船)型のものとバンパー型のものがあります。
型によって交換のタイミングは異なりますが、どちらも定期的な交換が必要となります。
4.×
ミキサー食を作る際に水分を足す等の調節が必要となりますが、禁止されているわけではありません。
栄養バランスが整えられたり、家族と同じ食事をとることができたりする等の利点があります。
5.○
胃ろうの場合は、胃に穴をあけてカテーテルを直接つないでいるため、経口摂取と併用することが可能です。
経鼻経管栄養の場合は、鼻から胃へとチューブを通しているため、経口摂取を併用することはできません。
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02
2× 経口で栄養を十分に摂取できるようになれば、PEGは抜去することができます。抜去後24時間で完全にふさがるといわれています。
3× カテーテルは、耐久性はありますが、基本的に異物となるので、約4カ月~半年に一回程度の交換は必要になります。
4× ミキサー食は禁止されておりません。栄養バランスの向上や下痢の改善にも役立つので、手間はかかりますが推奨されています。
5〇 胃ろうを増設しても、食事を口から食べることも可能です。
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03
2.カテーテルの抜去後、ろう孔閉鎖までは胃壁で2~3時間、腹壁から皮膚は約1日必要になります。よって、2は間違いです。
3.カテーテルは劣化していきます。また、汚染の可能性もあるので、定期的な交換は必要です。よって、3は間違いです。
4.ミキサー食の注入は可能です。よって、4は間違いです。
5.経口摂取と胃ろうの併用は可能です。よって、5が正解です。
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