介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
人間の尊厳と自立 問2
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 人間の尊厳と自立 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
利用者の意思を代弁することを表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- インフォームドコンセント( informed consent )
- ストレングス( strength )
- パターナリズム( paternalism )
- エンパワメント( empowerment )
- アドボカシー( advocacy )
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この過去問の解説 (3件)
01
2.利用者が持つ、強みや長所のことをストレングスと言います。
3.利用者の意思決定に介入、干渉することで支援者優位になることをパターナリズムと言います。
4.利用者が持つさまざまな能力を引き出すことができるように支援者が働きかけることをエンパワメントと言います。
5.利用者が意思や権利の主張をすることが難しい時に、支援者が自己決定の手助けや意思の代弁などで権利擁護することをアドボカシーと言います。5が正解です。
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02
2.誤りです。ストレングスとは個人の能力や強みを伸ばすという意味です。
3.誤りです。パターナリズムとは立場の強い人が立場の弱い人に対して本人の意見を聞かず意思も問わずに介入や支援を行い、立場の強いものが優位になることを言います。
4.誤りです。エンパワメントとは利用者本人が本来もっている力を支援者が引き出し本人が抱える問題への自己決定能力を高める事です。
5.正解です。アドボカシーとは権利擁護です。
利用者が自分の意思をうまく伝える事ができない方の意思や権利を代理人が伝える事です。
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03
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
インフォームドコンセントは「説明と同意」と訳されます。
2.誤りです。
ストレングスは「本人の強み」と訳されます。
3.誤りです。
パターナリズムは「父権的温情主義」と訳されます。例えば医師が、「病気のことは素人にはわからない。俺のいうことを聞いていれば治る」というような接し方がこれに該当します。
4.誤りです。
エンパワメントは、社会福祉では、対象者や弱者のもともと持っている力を引き出すこと、自信をつけさせることで、自己決定や自己実現を促すことを意味します。
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