介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
介護の基本 問22
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 介護の基本 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)での介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- テレビのニュースを見て、新しい出来事を覚えてもらう。
- 利用者それぞれの要求には応えられないので、同じ日課で過ごしてもらう。
- 利用者の、現在よりも過去の身体的・精神的状態の把握が優先される。
- 利用者の、なじみのある人や店との関係は継続していく。
- 環境に慣れるまでは、車いすでの移動を勧める。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.認知症の方は記憶障害があります。新しい出来事を覚えるのは難しいです。
2.同じ日課ではなく、利用者の意思を尊重した個別支援が必要です。
3.現在と過去を選択して優先付けするのではなく、どちらも把握することが必要です。
4.利用者にとって馴染みがある環境で過ごせるように調整をしていくことは大切です。よって、4が正解です。
5.車いすの利用が不要な方に環境適応を目的として車いすの利用を勧めることは適していません。
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02
認知症対応型共同生活介護では認知症の人たちが周りの手を借りながらも自立した生活を送り、認知症の進行を遅らせることを目的としたものです。新しいことに対応するのが難しいという特徴が認知症にはあります。できることはこれまでと同じように過ごしていただくことが望ましく、よって4が適切です。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
先に述べたように新しいものに対する対応は難しいです。
2.誤りです。
食事やリハビリなど同じ時間帯に行っていただくものもありますが、それ以外は個人を尊重します。
3.誤りです。
現在の把握が必要です。
5.誤りです。
車椅子の必要のない方の場合、使える機能を使わないことで身体が衰えてしまうからです。
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03
グループホーム入居者の方は認知症の方が多く短期記憶は乏しいので新しい出来事を覚えるのは難しいです。
2.誤りです。
利用者それぞれの思いに寄り添うのが介護の仕事であり同じ日課で過ごしてもらう事は適しません。
3.誤りです。
どちらかを優先的に考えるのではなく過去も現在も全て大切にした介護が必要です。
4.正解です。
なじみのある関係を継続していく事は認知症の周辺症状を抑えることにも繋がるので必要です。
5.誤りです。
決めつけるのではなくそれぞれの利用者の身体状況に応じた介護が必要です。
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