介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
発達と老化の理解 問76

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 発達と老化の理解 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

糖尿病( diabetes mellitus )のある高齢者(要介護1)が転倒して、骨折( fracture )した。入院治療後に再び自宅療養を続けるための専門職の役割として、正しいものを1つ選びなさい。
  • 看護師は、糖尿病( diabetes mellitus )の薬の処方箋を交付する。
  • 理学療法士は、糖尿病( diabetes mellitus )の食事メニューを考える。
  • 管理栄養士は、自宅で料理ができるような作業訓練をする。
  • 訪問介護員(ホームヘルパー)は、居宅サービス計画を立案する。
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)は、訪問リハビリテーションの利用を提案する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
看護師は処方箋を交付できません。
処方をすることができるのは、法律で医師のみと定められています。

2.×
理学療法とは、身体に障害がある人に対し、基本的動作能力の回復を図るために行なわれるリハビリテーションのことを言います。
よって、食事メニューの指導等は行ないません。

3.×
管理栄養士は、病気療養のための栄養指導は行ないますが、作業訓練までは行ないません。
またこの問題文では、自宅で食事を用意するのが本人であるのか、他に介護者がいるのかわからないため、本人への訓練が適切とは言えません。

4.×
訪問介護の主な役割は、身体介護(入浴・排泄・食事介助等)と生活支援(買い出し・掃除・調理等)です。
居宅サービス計画の作成は、ケアマネージャーの仕事となります。

5.○
ケアマネージャーは、介護保険サービスやその他のサービスの中から、本人に合ったものを提案し、ケアプランを作成します。
このケースでは、骨折後とのことで身体機能の低下が考えられるので、訪問リハビリの提案は適切と言えます。

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02

1.糖尿病の薬の処方箋を交付するのは医師の役割になるので間違いです。

2.糖尿病の食事メニューを考えるのは管理栄養士の役割になるので間違いです。

3.自宅で料理ができるような作業訓練をするのは作業療法士の役割になるので間違いです。

4.居宅サービス計画を立案するのは、ケアマネージャーの役割になるので間違いです。

5.介護支援専門員は、訪問リハビリテーションの利用を提案します。よって、5が正解です。

参考になった数14

03

正しいものは5です。
ケアマネージャーは介護計画に関わる職種です。

他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
処方箋の交付を行えるのは医師です。

2.誤りです。
食事メニューに関与するのは管理栄養士、栄養士です。

3.誤りです。
作業訓練に関与するのは作業療法士です。

4.誤りです。
訪問介護員は介護を行う人です。
居宅サービス計画立案はケアマネージャーの仕事です。

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