介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
介護の基本 問21

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問題

介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 介護の基本 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者のリハビリテーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 機能訓練は、1回の量を少なくして複数回に分けて行う。
  • 基本的な動作を行う訓練は、物理療法である。
  • 関節障害のある人の筋力訓練は、関節を積極的に動かすことが効果的である。
  • パーキンソン病(Parkinson disease)の人の訓練では、体幹をひねることは避ける。
  • 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の訓練は、朝に行うことが効果的である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1番です。

(正解)1 機能訓練は、1回の量を少なくして複数回に分けて行う。→正解になります。高齢者のリハビリテーションでは、無理をしないことが大事になります。そこで、1回の運動量も複数回に分けて負担を軽くする必要があります。

2 基本的な動作を行う訓練は、物理療法である。→動作を行う訓練は、理学療法になります。

3 関節障害のある人の筋力訓練は、関節を積極的に動かすことが効果的である。→関節障害のある人が関節を積極的に動かすことはあまりよくありません。

4 パーキンソン病(Parkinson disease)の人の訓練では、体幹をひねることは避ける。→体幹をひねる訓練も大事なので、やり過ぎは注意ですが、避ける必要は無いです。

5 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の訓練は、朝に行うことが効果的である。→関節リウマチは朝がきついので朝を避けて訓練する方が良いです。

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02

正解は、1です。

1.一回の量を少なくして複数回に分けて機能訓練を行うなら、高齢者への負担を軽減することができます。そのため、正解です。

2.基本的な動作を行う訓練は理学療法です。そのため、不正解です。

3.関節障害の原因、症状に応じたリハビリテーションが必要です。関節を積極的に動かすことが効果的であるとは言えません。そのため、不正解です。

4.パーキンソン病の人の訓練には、体幹をひねる訓練も行われます。そのため、不正解です。

5.関節リウマチは朝にこわばりが起き、動かしづらい状況が見られます。体を動かしやすい時間帯にリハビリテーションを行うのが効果的です。そのため、不正解です。

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03

最も適切なのは1です。

一度に長くやると疲れてしまいますし、

訓練そのものが嫌になってしまう可能性があります。

複数回に分けることで、それらを防止することができます。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.不適切です。

物理療法とは、患部を温めたり、冷やしたりする療法です。

ホットパックや赤外線治療などがこれに該当します。

3.不適切です。

積極的に動かすと関節に過度な負担がかかってしまいます。

物理療法を使って、疼痛緩和を行いながら、

手すりにつかまってもらうなどして、運動していきます。

4.不適切です。

パーキンソン病が進行すると寝返りがうてなくなってきます。

進行の程度にもよりますが、それを防止するために

ストレッチ運動を行うことは有効です。

よって体幹をひねる運動を避ける必要はありません。

5.不適切です。

関節リウマチの症状の一つに関節のこわばりがありますが、

これは朝に強く起こります。

よって朝に行うのは効果的ではありません。

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