介護福祉士の過去問
第33回（令和2年度）
生活支援技術 問47

正解は、2です。

1.乾燥性皮膚疾患がある場合は、弱酸性の石鹸で洗う必要があるので不正解です。

2.人工透析中は乾燥肌になりやすく、体内に異物や刺激物質が入りやすい状態です。そのため柔らかいタオルで洗うのが適切な方法です。

3.褥瘡部は生理食塩水もしくは弱酸性の石鹸を使用して、やさしく洗います。指でこすって洗うのは不適切です。

4.ナイロンたわしは皮膚に傷をつける恐れがあります。糖尿病性神経障害のある利用者に用いるのは不適切です。

5.浮腫のある箇所は皮膚が柔らかく傷つきやすい状態です。そのため、タオルを強く押し当てて洗うことは不適切です。

正解は2番です。

乾燥性皮膚疾患は、肌が乾燥してかゆみが生じたり、掻いたりすることで湿疹が生じたりします。

1　乾燥性皮膚疾患がある場合、弱アルカリ性の石鹸で洗う。→乾燥性皮膚疾患がある場合は、弱アルカリ性の石鹸で洗うのは不正解になります。弱酸性の石鹸で洗うのが適切です。

（正解）2　人工透析をしている場合、柔らかいタオルでからだを洗う。→正解になります。人工透析をしている場合、肌が乾燥して体のかゆみがあったりするので、柔らかいタオルで体を洗うのが適切です。

3　褥瘡がある場合、石鹸をつけた指で褥瘡部をこすって洗う。→褥瘡がある場合、石鹸をつけた指で褥瘡部をこするのは不正解になります。褥瘡部分はデリケートなので、やさしく洗うのが適切です。

4　糖尿病性神経障害（diabetic neuropathy）がある場合、足の指の間はナイロンたわしで洗う。糖尿病性神経障害がある場合、足の指の間をナイロンたわしで洗うのは皮膚を傷つける可能性があるので、不正解になります。

5　浮腫のある部位は、タオルを強く押し当てて洗う。→浮腫のある部位をタオルで強く押し当てて洗うのは不正解になります。浮腫の部分は皮膚が傷つきやすくなっているので、やさしく洗うのが適切です。

1.乾燥性皮膚疾患がある場合、人間の皮膚と同じ弱酸性の石鹸で洗うことが効果的です。

よって不正解です。

2.人工透析は乾燥性肌になりやすく、皮膚疾患に繋がる恐れがある為、柔らかいタオルでやさしく拭き取ります。

よって正解です。

3.褥瘡部は弱酸性の石鹸を使用し、擦らないように洗います。

よって不正解です。

4.糖尿病性神経障害のある人の足の間をナイロンたわしで洗うと、刺激が強く皮膚に傷付ける恐れがあります。

よって不正解です。

5.浮腫のある部分は柔らかく、傷つきやすくなっているので、タオルを押し当てず、優しく洗います。

よって不正解です。