介護福祉士の過去問 第33回（令和2年度） 生活支援技術 問48

正解は、5です。

1・自宅トイレでの排泄を希望するKさんの援助に、便意・尿意の有無は直接関係ないので不正解です。

2・飲食の状況は排泄に関する援助に直接関係はありません。

3・トイレ動作が自立していることを考えると、排泄に関わる衣服の着脱に大きな問題はないと思われます。そのため、最も優先すべき情報とは言えません。

4・現時点でKさんのトイレ動作は自立しているため、家族介護者の有無は大きな問題にはなりません。

5・転倒などのリスクを抑えるためにも、トイレまでの通路の状況といった住環境の整備は最も優先すべき検討事項なので、正解と言えます。

正解は5番です。

Kさんが自宅のトイレで排泄を実現するために必要な情報について問われています。

1　便意・尿意の有無→便意・尿意の有無については、Kさんのトイレに行きたいかの気持ちを確認しているので、トイレで排泄するための必要な情報ではないので、不正解になります。

2　飲食の状況→飲食の状況はKさんが食事をきちんと食べたかについて確認しているのでKさんのトイレで排泄するための必要な情報ではないので、不正解になります。

3　衣服の着脱の様子→衣服の着脱の様子はKさんが衣類などををきちんと着たり脱いだり出来たかについて確認しているのでKさんのトイレで排泄するための必要な情報ではないので、不正解になります。

4　家族介護者の有無→家族介護者の有無はKさんををきちんと家族の方が介護しているかについて確認しているのでKさんのトイレで排泄するための必要な情報ではないので、不正解になります。

（正解）5　トイレまでの通路の状況→正解になります。今回の問題では、トイレまでの通路の状況についての確認はKさんのトイレで排泄するための必要な情報になるので適切です。

Kさんは入院中、トイレへ手すりを使って移動し、トイレでの動作は自立しているとあります。

自宅で自立して排泄する為に、不足していると考えるのものは、トイレへの手すりなど通路の状況です。

よって5が正解です。