介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
生活支援技術 問50

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問題

介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 生活支援技術 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

下肢筋力の低下により立位に一部介助が必要な車いすの利用者が、トイレで排泄をするときの介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 便座の高さは、利用者の膝よりも低くなるように調整する。
  • 便座に移乗する前に、車いすのバックサポートに寄りかかってもらう。
  • 車いすから便座に移乗するときは、利用者の上腕を支える。
  • 利用者が便座に移乗したら、座位が安定していることを確認する。
  • 立ち上がる前に、下着とズボンを下腿部まで下げておく。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。

1・便座の高さが利用者の膝よりも低いと、立ち上がり時に利用者の腰や膝に負担をかける可能性があります。少し高く調節するほうが適切と言えます。

2・バックサポートに寄りかかるなら、利用者、介助者双方の体に負担をかける可能性があります。車いす前方に浅く腰かけてもらう方法が適切です。

3・移乗の際は利用者の上腕ではなく、腰を支える方法が適切です。

5・立ち上がる前に下ろしてしまうと、足に引っかかるなど転倒のリスクが高まります。立ち上がってから、ズボンと下着を腿部まで下げる方法が適切です。

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02

正解は4番です。

立位に一部介助が必要な車いすの利用者が、トイレで排泄をするときの介護について問われています。

1 便座の高さは、利用者の膝よりも低くなるように調整する。→便座の高さは、利用者の膝よりも低くなるように調整するのは不正解になります。車いすの利用者が立ち上がってトイレに座る最適な便座の高さは、膝よりも少し高くなるようにするのが適切です。足にかかる負担も軽減できます。

2 便座に移乗する前に、車いすのバックサポートに寄りかかってもらう。→便座に移乗する前に、車いすのバックサポートに寄りかかってもらうのは不正解になります。車いすからトイレの便座に移乗する前には、車いすの座る所を少し前の方に浅く座ってもらうのが適切です。

3 車いすから便座に移乗するときは、利用者の上腕を支える。→車いすから便座に移乗するときは、利用者の上腕を支えるのは不正解になります。車いすから便座に移乗するときは、利用者の腰を支え、密着して介助するのが適切です。介助する側も少ない力でスムーズに移動させる事が出来ます。

(正解)4 利用者が便座に移乗したら、座位が安定していることを確認する。→正解になります。利用者が便座に移乗したら、座位が安定していることを確認するの安全面も考慮しているので適切です。

5 立ち上がる前に、下着とズボンを下腿部まで下げておく。→立ち上がる前に、下着とズボンを下腿部まで下げておくのは不正解になります。車いすから立ち上がってから下着とズボンを下腿部まで下げるのが適切です。車いすに座っている時に脱がせるのは体力も必要ですし、万が一、脱いでいるタイミングで排尿されたら車いす全体が濡れてしまう危険性もあります。

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03

1.便座の高さが膝よりも低いと、立ち上がりの際に膝に負担がかかります。

よって不正解です。

2.車椅子から便座に移乗する前には、立ち上がりやすくする為に、車椅子に浅く座ってもらいます。

よって不正解です。

3.立位に一部介助が必要な場合は、上腕でなく腰部を支えるようにします。

よって不正解です。

4.利用者が便座に座ったら、転落を防ぐ為に安全に座れているか確認します。

よって正解です。

5.トイレでの排泄の際は、立ち上がった際に下着とズボンを下腿部まで下げます。

よって不正解です。

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