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介護福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 介護の基本 問18

問題

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利用者主体の考えに基づいた介護福祉職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
1人で衣服を選ぶことが難しい利用者には、毎日の衣服を自分で選べるような声かけをする。
   2 .
食べこぼしが多い利用者には、こぼさないように全介助する。
   3 .
認知症(dementia)の利用者には、排泄(はいせつ)の感覚があっても、定時に排泄(はいせつ)の介護を行う。
   4 .
転倒しやすい利用者には、事故防止のため立ち上がらないように声をかける。
   5 .
入浴が自立している利用者も、危険を避けるため個別浴ではなく集団での入浴とする。
( 介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 介護の基本 問18 )
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この過去問の解説 (3件)

17

正解は1です。

利用者が自分自身で物事を決める自己決定を促す声かけは

利用者主体の考えに基づいた対応です。

利用者がやりたい、こうしたいと思ったことを

介護福祉者主体にならず、利用者本人の気持ちをくみ取り

陰で支えサポートすることが大切です。

2,3,4,5→利用者主体ではなく、介護福祉職の都合に合わせた支援であり

利用者の気持ちを無視した支援方法です。

利用者主体に基づき支援をし、失敗しても

否定や批判をせず、利用者の希望を可能な限り叶えられるよう

相談を共有することも、円滑な人間関係の構築に繋がります。

付箋メモを残すことが出来ます。
7

正答1

1. 正答。利用者一人で衣服の選択が困難である場合、安易に介助者が選んでしまうのは利用者主体の考えではありません。利用者が自分で選択できるよう、声かけを行うのは適切な対応だと考えられます。

2. 誤り。食べこぼしが多い場合に全介助で行ってしまうと、介助者側は片付けの手間などが省けます。しかし、利用者主体とは言えません。利用者がご自身のペースで食べられるよう、食物を取りやすい食器を使用したり、一回で食べる量を調整したりするなどの介助が考えられます。

3. 誤り。認知症の利用者に排泄の感覚ある場合、その感覚に合わせて排泄誘導を行う方が利用者主体だと考えられます。

4. 誤り。転倒しやすい利用者の事故防止の方法を検討することは必要ですが、安易に行動制限をしてしまうのは機能低下を引き起こしてしまう危険があります。

5. 誤り。入浴時の事故を避けるため、監視をすることは望ましいと思いますが、利用者が望まない状況で強制的に集団での入浴に移行するのは利用者主体とは言えません。

6

利用者主体とは介護福祉職に求められる支援姿勢です。介護福祉職は利用者が自ら選択と決定を行えるよう情報を提供し、自己決定ができるよう支援していきます。

選択肢1. 1人で衣服を選ぶことが難しい利用者には、毎日の衣服を自分で選べるような声かけをする。

正答です。その日着る衣類の選択と決定を促すために声かけを行うのは、自己決定を促す利用者主体の在り方です。

選択肢2. 食べこぼしが多い利用者には、こぼさないように全介助する。

誤答です。食べこぼしが多いことを問題と捉えているのは、介護福祉職側の意識の問題です。利用者ご本人が自ら食べたいという意志があるのであれば、介護福祉職がすべきは、食べこぼしの原因を探りそれを解決するための工夫を行うことです。

選択肢3. 認知症(dementia)の利用者には、排泄(はいせつ)の感覚があっても、定時に排泄(はいせつ)の介護を行う。

誤答です。排泄の感覚があるのならば、残存機能を活かし個々の能力に合わせたケアを行う必要があります。

選択肢4. 転倒しやすい利用者には、事故防止のため立ち上がらないように声をかける。

誤答です。これはスピーチロック(言葉による拘束)に当たります。とはいえ転倒によるけがなどは防がねばならないので、立ち上がる際にすぐに介助が行えるよう工夫を行う必要があります。

選択肢5. 入浴が自立している利用者も、危険を避けるため個別浴ではなく集団での入浴とする。

誤答です。入浴が自立している利用者に対して、どのように入浴したいかという選択の機会も与えておらず、危険を避けるためという介護福祉職側の都合で集団での入浴を決めてしまうのは利用者主体の考え方ではありません。

まとめ

その人らしい生活を実現し、その権利を守っていくために介護福祉職は利用者主体の考え方を貫く必要があります。

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