介護福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
認知症の理解 問9
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問題
介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 認知症の理解 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症ライフサポートモデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 各職種がそれぞれで目標を設定する。
- 終末期に行う介入モデルである。
- 認知症(dementia)の人本人の自己決定を支える。
- 生活を介護サービスに任せるプランを策定する。
- 認知症(dementia)の人に施設入所を促す。
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この過去問の解説 (3件)
01
認知症ライフサポートモデルに関する問題です。
認知症ライフサポートモデルは、以下の6つの考え方を大切にしています。
1.本人主体のケアを原則とすること
2.住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支える
3.自らの力を最大限に使って暮らすことを支える
4.早期から終末期まで継続的な関わりと支援に取り組むこと
5.家族支援に取り組むこと
6.介護・医療・地域社会の連携による総合的な支援体制を目指すこと
また、認知症の人を支えていくために必要な視点として、以下の3つを重視しています。
1.自己決定を支える
2.自らの力を最大限に使って暮らすことを支える
3.住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支える
×:専門職同士がお互いの役割や専門性を理解して、協働することで、その人らしい多様なニーズにこたえる支援が可能になってくるという考え方を大切にしています。
×:早期から終末期まで継続的な関わりと支援に取り組むことを大切にしています。
〇:重視している3つの視点の1つに、認知症の人本人の「自己決定を支える」があります。
×:認知症ライフサポートモデルでは、「自らの力を最大限に使って暮らすことを支える」とい視点を重視しています。
×:認知症ライフサポートモデルが重視している視点の中に、「住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支える」があります。
施設入所を促しているのではありません。
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02
認知症ライフサポートモデルとは、認知症の人への医療・介護を含む統合的な生活支援のことで、医療も介護も支援の一部であることを十分に認識し、医療と介護等が相互の役割・機能を理解しながら、統合的な支援に結びつけていくことを目指そうとする認知症のケアモデルです。
誤りです。各職種がそれぞれの目標を設定するのではなく、相互の理解を深め、地域のおける認証ケアの多職種協働やチームケアの推進に役立てていくことです。
誤りです。認知症ケアの基本として、早期から終末期までの継続的な関わりと支援に取り組むことが求められます。
正解です。認知症ケアの基本として、本人主体のケアを原則としています。
誤りです。認知症ケアの基本として、本人の力を最大限に活かしたケアに取り組むこととしています。
誤りです。住み慣れた地域で、継続性のある暮らしを支えることが多職種協働の目的であるという前提に立っています。
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03
認知症ライフサポートモデルとは、認知症の人への医療や介護を含む統合的な生活支援モデルです。多職種が相互の役割・機能を理解しながら、統合的な支援に結び付けていくことを目指すというものです。
誤答です。認知症ライフサポートモデルでは、各専門職がそれぞれの役割と機能を理解し、共通の目標を持って協働しながら認知症の人を支えていきます。
誤答です。早期から終末期までの継続的な関わりと支援に取り組むモデルです。
正答です。認知症ライフサポートモデルにおける3つの視点として『自己決定を支える』と明記されています。
誤答です。自らの力を最大限に使って暮らすことを支えるという考え方が取り入れられています。
誤答です。住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支えるための支援モデルです。
認知症ライフサポートモデル
6つの考え方
1.本人主体のケアを原則とすること
2.住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支える
3.自らの力を最大限に使って暮らすことを支える
4.早期から終末期までの継続的な関わりと支援に取り組むこと
5.家族支援に取り組むこと
6.介護・医療・地域社会の連携による総合的な支援体制を目指すこと
3つの視点
1.自己決定を支える
2.自らの力を最大限に使って暮らすことを支える
3.住み慣れた地域で継続性のある暮らしを支える
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