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介護福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 障害の理解 問5

問題

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次のうち、四肢麻痺(ししまひ)を伴う疾患や外傷として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
右脳梗塞(right cerebral infarction)
   2 .
左脳梗塞(left cerebral infarction)
   3 .
頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)
   4 .
腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)
   5 .
末梢神経損傷(まっしょうしんけいそんしょう)(peripheral nerve injury)
( 介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 障害の理解 問5 )
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この過去問の解説 (4件)

13

四肢麻痺とは、両側上下肢・体幹筋が麻痺している状態のことをいいます。体のどの部分の神経を損傷すると、どの部分に影響が出るのかを理解できているかが問われています。

選択肢1. 右脳梗塞(right cerebral infarction)

誤答です。右脳梗塞とは、右脳の血管が詰まることにより、血流が止まっている状態です。右脳梗塞の症状は、左半身に現れます。左上下肢・左顔面の麻痺やしびれ・視野の欠損の他に、失認や性格変容など右脳損傷特有の症状もあります。

選択肢2. 左脳梗塞(left cerebral infarction)

誤答です。左脳梗塞とは、左脳の血管が詰まることにより、血流が止まっている状態です。左脳梗塞の症状は、右半身に現れます。右上下肢・右顔面の麻痺やしびれ・視野の欠損の他に、失行や失語症など左脳損傷特有の症状もあります。

選択肢3. 頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)

頚髄とは、脊柱を通る神経(脊髄:頚髄・胸髄・腰髄・仙随に分類される)の首の部分を指します。脊髄の損傷は脳に近いほど障害が重くなり、頚髄損傷では四肢麻痺が起こります。大脳や脳幹の損傷も四肢麻痺の原因となります。

選択肢4. 腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)

腰髄とは、脊柱を通る神経(脊髄:頚髄・胸髄・腰髄・仙随に分類される)の腰の部分を指します。腰髄損傷によって起こるのは、下半身(股関節や下肢など)の麻痺やしびれなどです。

選択肢5. 末梢神経損傷(まっしょうしんけいそんしょう)(peripheral nerve injury)

末梢神経とは、全身の各器官・組織に分布する神経を指します。運動神経・感覚神経・自律神経に分けられ、損傷が起きた部分で運動麻痺・知覚麻痺・筋委縮・自律神経障害などが起こります。

まとめ

麻痺の分類には、四肢麻痺の他に、対麻痺片麻痺単麻痺があるがあるのでそれぞれ覚えておくと良いでしょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

四肢麻痺とは、左右両側の上下肢(手足)が動かない状態のことをいいます。

頸椎や頚髄の病変が疑われます。

選択肢1. 右脳梗塞(right cerebral infarction)

×:右脳梗塞の場合、反対側の上下肢に片麻痺がおこることが想定されます。

選択肢2. 左脳梗塞(left cerebral infarction)

×:左脳梗塞の場合は、反対側の上下肢に片麻痺がおこることが想定されます。

選択肢3. 頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)

〇:頚髄損傷の場合、四肢麻痺がおこることが想定されます。

選択肢4. 腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)

×:腰髄損傷の場合は、両下肢に麻痺が出る対麻痺がおこることが想定されます。

選択肢5. 末梢神経損傷(まっしょうしんけいそんしょう)(peripheral nerve injury)

×:末梢神経損傷では、損傷を受けた部位の運動障害や感覚障害などがおこることが想定されます。

3

四肢麻痺とは、左右の手足全部が動かない状態です。麻痺とは、神経や筋肉の機能が一時的または永続的に失われる状態を指し、症状には、身体が全く動かせなくなる「完全麻痺」と、少し動かすことができる「不全麻痺」に分ける事が出来ます。

選択肢1. 右脳梗塞(right cerebral infarction)

×:右脳梗塞は右側の脳で梗塞が起きる事です。体の左半身に何らかの障がいがでる可能性があります。体の右側に麻痺は残りません。

選択肢2. 左脳梗塞(left cerebral infarction)

×:上記解説とは逆で左脳梗塞とは左側の脳で梗塞が起きる事です。体の右半身に何らかの障がいがでる可能性があります。体の左側に麻痺は残りません。

選択肢3. 頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)

〇:頸髄とは首の下にあり、そこが損傷されると場所によっては四肢麻痺に繋がる可能性があります。

選択肢4. 腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)

×:腰髄とは、脊髄のうち腰椎、つまり腰のあたりにある脊椎という骨によって囲まれた脊柱管を通る部分のことで、そこが障がいされると、運動麻痺や感覚麻痺、自律神経障害、排尿障害、排便障害などが生じます。

選択肢5. 末梢神経損傷(まっしょうしんけいそんしょう)(peripheral nerve injury)

×:末梢神経損傷とは、末梢神経が壊れ、その働きが悪くなっていることを言います。末梢神経は再生能力があるため、多くの場合、治療によって症状が改善します。

まとめ

四肢麻痺とは首の下の頸髄が損傷される事で、誰でも起こる可能性がある病気です。早期のリハビリで症状が改善する可能性もあれば、重度の場合は重い症状を抱えながら付き合う事になります。交通事故や戸建2階の階段から1階へ転落し四肢麻痺になる方もおります。明日は我が身と考え気を付けて生活しましょう。

3

四肢麻痺は、両側の上肢・下肢である四肢に麻痺があらわれた状態です。

原因としては、脊髄の中でも首のあたりに位置する頸髄の損傷が考えられます。

交通事故、高所からの転落、転倒が起因となります。

選択肢1. 右脳梗塞(right cerebral infarction)

誤りです。右脳梗塞の場合、左側の上肢と下肢に麻痺症状が出る片麻痺となることが多いです。

選択肢2. 左脳梗塞(left cerebral infarction)

誤りです。左脳梗塞の場合、右側の上肢と下肢に麻痺症状が出る片麻痺となることが多いです。

選択肢3. 頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)

正解です。頸髄損傷によって四肢麻痺が生じます。

選択肢4. 腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)

誤りです。腰髄損傷の場合、上肢の神経は影響を受けないため、両下肢に麻痺が出る対麻痺の状態になります。

選択肢5. 末梢神経損傷(まっしょうしんけいそんしょう)(peripheral nerve injury)

誤りです。末梢神経損傷では、障害を受けた神経から先の麻痺が生じます。単麻痺の状態となることが考えられます。

まとめ

運動麻痺を中心に解説しましたが、それ以外にも感覚麻痺や脳梗塞では失語症、注意障害などの高次脳機能障害が生じる場合もあります。

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