介護福祉士の過去問
第35回（令和4年度）
生活支援技術 問20

×：早朝は、手や体がこわばり、動かしにくいことが関節リウマチの特徴です。

選択肢は不適切です。

×：冷水を使うと関節の痛みがひどくなります。温水を使うよう勧めます。

選択肢は不適切です。

〇：症状は手指の第２関節に出ることが多いため、テーブルを拭くときは手掌基部を使うよう勧めます。選択肢の通りです。

×：腫れや痛みは、第2関節に出ることが多いため、指先を使うことは勧められません。

選択肢は不適切です。

×：関節リウマチは左右対称に症状が出やすいです。

選択肢は不適切です。

誤答です。関節リウマチは、朝に関節のこわばりを強く感じるのが特徴です。これは寝ている間に炎症を引き起こす物質が関節にたまるのが原因と言われています。部屋の掃除は、痛みやこわばりや落ち着いてから行うよう勧めるのがよいでしょう。

誤答です。関節リウマチの場合、関節を冷やすと関節が動かしづらくなったり、痛みが強くなったりすることがあります。なので、食器洗いは温水を使うよう勧めるのがよいでしょう。

正答です。指の付け根や第2関節は最も症状が出やすい部分です。なので、手掌基部を使うよう勧めるこの助言が適切です。

誤答です。指先の関節に強い負荷をかけると、さらに関節を痛める可能性があります。瓶やペットボトルのふたを開けるのが困難になってきた場合は、自助具の使用を勧めるのがよいでしょう。

誤答です。手の関節に負担がかからないよう、洗濯かごなど重いものを持つ時は両手で持つよう勧めるのがよいでしょう。

×：関節リウマチは朝のこわばりが症状としてあります。朝起きてすぐに手が開きにくい、体を動かしにくいなどがあるため、治まってから掃除を勧めましょう。症状は起きて30分程度で消えます。

×：水の冷たい刺激で関節リウマチ特有のこわばりが出現する可能性が高まります。刺激の少ない温水で洗うよう勧めましょう。

〇：手掌基部（しゅしょうきぶ）とは手のひら中央した部分の事で、指先の関節が動きづらくても、拭き掃除しやくしなります。

×：指先が痛みやこわばりで動かしづらいのかが関節リウマチの特徴です。蓋を開けるオープナーなどの器具を使う事を勧めましょう。

×：片手ではなく両手で持つことを勧めましょう。理由は片手だと物を落とし怪我に繋がる危険があるからです。

誤りです。リウマチの特徴として、朝の手のこわばりがあります。早朝は指が動かしづらくなりやすいため、掃除は勧められません。

誤りです。水を使うと関節の痛みが強くなる恐れがあります。温水を用いることをお勧めします。

正解です。リウマチでは手や指に負担がかからないよう、手掌を使って活動を行うのが望ましいです。

誤りです。指先を使ってふたを開けると指への負担が大きくなります。キャップオープナーなどの道具を使用し、負担を軽減するのが望ましいです。

誤りです。基本的に重いものを持つのは避けたほうが良いですが、洗濯かごを運ぶ場合は手指に過度の負荷がかからないよう、両手で持つことが望ましいです。