介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
社会の理解 問1

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 社会の理解 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、セルフヘルプグループ(self−help group)の活動に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 断酒会
  • 施設の社会貢献活動
  • 子ども食堂の運営
  • 傾聴ボランティア
  • 地域の町内会

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この過去問の解説 (2件)

01

セルフヘルプグループ(自助グループ)とは、共通の悩みや問題を抱える人やその家族が自ら運営し、自主活動しているグループです。具体例としてアルコール断酒会、がん患者会、障がい児をもつ家族会など多岐に渡ります。

選択肢1. 断酒会

〇 設問の通りです。断酒会に入会する事でお酒との関わりを見直し、飲酒行為と上手に距離を保つ事が出来る契機となります。

選択肢2. 施設の社会貢献活動

 × 平成28年3月31日に改正社会福祉法が成立し社会福祉法人の社会貢献活動が義務化されました。しかし、施設の社会貢献活動は、セルフヘルプグループには該当しません。

選択肢3. 子ども食堂の運営

 × セルフヘルプグループには該当しません、子ども食堂とは、地域で満足に食べられない子どもへ呼びかけ、無料または低額で食事を提供する食堂の事です。

選択肢4. 傾聴ボランティア

 × セルフヘルプグループには該当しません、傾聴ボランティアとは地域の社会福祉協議会などに登録した者が、希望する利用者宅へ訪問して話を聴く活動の事です。

選択肢5. 地域の町内会

 × 町内会は、セルフヘルプグループには該当しません。

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02

セルフヘルプグループとは、障害などの困難や、共通の悩みを抱える人々が自発的に集まり、相互に援助し合うグループの事を言います。

悩みを吐き出して、気持ちを分かち合うグループや、相談に乗ったり、蓄積された情報を共有するグループ、社会への啓発活動を積極的に行うグループもあります。

選択肢1. 断酒会

正解です。
断酒会をはじめ、薬物依存症、犯罪被害者の会、精神疾患の自助グレープなど、様々な悩みや問題を抱える人々が自主的に集まり活動しています。

選択肢2. 施設の社会貢献活動

不正解です。
社会貢献活動は、自分自身や家族などのための自助的な活動ではありません。

選択肢3. 子ども食堂の運営

不正解です。
子ども食堂の運営は、自助活動にはあたりません。

選択肢4. 傾聴ボランティア

不正解です。
傾聴ボランティアも、他の人のためにするもので、自助活動にはあたりません。

選択肢5. 地域の町内会

地域の町内会は、地域住民で集まり、地域の環境を維持するための活動を主に行って行きます。
自助活動ではないため不正解です。

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