介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
こころとからだのしくみ 問6
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) こころとからだのしくみ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
食物が入り誤嚥(ごえん)が生じる部位として、適切なものを1つ選びなさい。
- 扁桃(へんとう)
- 食道
- 耳管
- 気管
- 咽頭
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この過去問の解説 (2件)
01
高齢者や障がい者に多い誤嚥性肺炎に関する問題です。どのような過程で誤嚥性肺炎が起こるか、概要を知っているだけで正答できます。
× 扁桃とはのどにあるリンパ組織のことで、風邪を引くと腫れて炎症を起こす事もがあります。誤嚥性肺炎は起こりません。
× 食道は食べ物を咀嚼して飲み込んだ後に、胃まで繋がっている器官になります。誤嚥性肺炎は起こりません。
× 耳管とは耳の奥にある管で、誤嚥性肺炎は起こりません。
〇 食べ物が気管に入り長期間排泄されないでいる事で菌が発生し、誤嚥性肺炎が起こると考えられています。
× 咽頭とは喉仏奥側の器官であり、誤嚥性肺炎は起きません。
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02
誤嚥は、高齢などにより身体の筋力が低下すると同様に、様々な器官の機能が低下することで発生します。
特に高齢者施設の食事の場面で、もっとも注意が必要な部分にもなりますので、どのような仕組みで何が起きているのかはしっかり覚えておきましょう。
不正解です。
扁桃は喉にあるリンパ組織になるため、誤嚥が生じることはありません。
不正解です。
字の通り、食べ物が通る部位です。
食道を通っている限り誤嚥は起こりません。
不正解です。
耳管とは文字の通り、耳の器官で耳と鼻をつなぐ管になります。
誤嚥が生じる部位ではありません。
正解です。
空気の通り道である気管に食べ物や飲み物が入ることで誤嚥が生じます。
通常は食べ物が通る時には、口頭蓋という部位が気管に蓋をして食べ物を通らなくしているのですが、高齢などにより口頭蓋の反射が鈍くなり、気管に食べ物などが入ってしまうことで誤嚥が発生します。
不正解です。
咽頭は喉の奥から食道までの器官で空気や食べ物、飲み物が通る部位になるため、誤嚥が発生することはありません。
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