介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
こころとからだのしくみ 問10

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) こころとからだのしくみ 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、眠りが浅くなる原因として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 抗不安薬
  • 就寝前の飲酒
  • 抗アレルギー薬
  • 抗うつ薬
  • 足浴

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この過去問の解説 (3件)

01

睡眠を妨げる作用についての問題です。最近、日本人の睡眠不足が話題になっており、平均時間はOECD諸国で最低レベルの睡眠量です。

選択肢1. 抗不安薬

× 抗不安薬は不安で眠りが浅い方が服用する事で、不安が軽減され眠りが深くなります。

選択肢2. 就寝前の飲酒

〇 寝る前の飲酒は眠りを浅くします。飲酒自体は眠気を誘う効果はありますが、排尿作用もあるので夜間の中途覚醒に繋がりやすくなります。寝る前のお酒は、ほどほどにしましょう。

選択肢3. 抗アレルギー薬

× くしゃみ、痒みなどに代表されるアレルギー反応を持つ方には抗アレルギー薬を投与する事で症状改善に繋がり、睡眠が深くなります。

選択肢4. 抗うつ薬

× 抗不安薬と同等の効果ですが、不安を軽減する事で深い睡眠に繋がります。

選択肢5. 足浴

× 足浴は足を温めることで代謝の促進と疲労軽減となり、深い眠りに繋がりやすくなります。

参考になった数25

02

選択肢「抗不安薬」「抗アレルギー薬」「抗うつ薬」のような薬においては、睡眠作用を引き出す効果のあるものが多いです。

足浴においても、身体がリラックスした状態を作り、安眠に適切な行動です。

 

 

選択肢2. 就寝前の飲酒

適切です。

就寝前の飲酒は、興奮状態や覚醒を招く恐れがあります。

参考になった数7

03

眠りが浅いことでの日中の活動への影響だけでなく、逆に眠気を誘うことでのふらつきなどのリスクが考えられます。

夜間の介護などを行なう際には知っておかないといけない部分でしょう。

 

選択肢1. 抗不安薬

不正解です。

抗不安薬は、不安や緊張を和らげる作用を持つ薬です。

催眠作用があるため、副作用として眠気を誘うことがあります。

選択肢2. 就寝前の飲酒

正解です。

就寝前の飲酒は、一見、眠気を誘うような気がします。

しかし、一時的に眠気を誘う効果はありますが、アルコールの分解の過程で脳が活性化されてしまい、睡眠の質が低下する可能性があります。

選択肢3. 抗アレルギー薬

不正解です。

抗アレルギー薬は、鼻炎などをはじめ、アレルギー反応を抑える薬です。

アレルギーを抑える過程で脳の働きが低下して眠気などの副作用が出ることがあります。

選択肢4. 抗うつ薬

不正解です。

抗うつ薬はうつ病をはじめ、パニック障害、強迫性障害、PTSDなどの治療に用いられる薬です。

眠気が誘発する副作用があります。

選択肢5. 足浴

不正解です。

足浴は心身をリラックス状態にし、副交感神経が優位になることで、睡眠の質を高める効果があります。

参考になった数1