介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
こころとからだのしくみ 問12
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) こころとからだのしくみ 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
鎮痛薬としてモルヒネを使用している利用者に、医療職と連携した介護を実践するときに留意すべき観察点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 不眠
- 下痢
- 脈拍
- 呼吸
- 体温
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この過去問の解説 (2件)
01
がんの疼痛緩和でモルヒネを使用している方が施設入所しているケースについての問題です。法的には、がんの痛みの治療は、自宅や介護施設等でも行うことができ、適切な対応ができれば問題ないとされています。
× モルヒネの副作用で不安を起こす事もあり、それば不眠に繋がりやすくなります。不眠も観察すべきポイントになりますが、選択肢「呼吸」の方が優先的な留意すべき観察点ではないでしょうか。
× モルヒネは下痢を起こすのではなく、止める作用があります。
× モルヒネは心拍数の低下を起こす事があります。この問題における留意すべき観察点で選択肢「呼吸」と迷われた方もいると思いますが、「呼吸」が特に大事となります。よって本選択肢は誤りとなります。
〇 モルヒネの投与量が多すぎると、薬の副作用で呼吸が抑制される事があります。そのため、介護者は呼吸の状態を観察して異変があれば、看護師に申し送ります。
× モルヒネの効果で体温を変動させる副作用は報告されていません。観察ポイントとしては、容体に変わりなければ一般的な利用者に行う対応でよろしいかと思われます。
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02
モルヒネの副作用として「便秘、呼吸抑制、眠気」などが挙げられます。
眠気を伴うため、適切ではありません。
便秘を伴うため、適切ではありません。
呼吸抑制と似ていますが、呼吸の乱れをに注意する必要があるため適切ではありません。
モルヒネの副作用に「呼吸抑制」があるので、こちらが正しいです。
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