介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
発達と老化の理解 問1
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 発達と老化の理解 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
スキャモン(Scammon, R.E.)の発達曲線に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 神経系の組織は、4歳ごろから急速に発達する。
- 筋骨格系の組織は、4歳ごろから急速に発達する。
- 生殖器系の組織は、12歳ごろから急速に発達する。
- 循環器系の組織は、20歳ごろから急速に発達する。
- リンパ系の組織は、20歳ごろから急速に発達する。
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この過去問の解説 (3件)
01
スキャモンの発育曲線とは人が生まれてから成長する過程おいて、何歳頃に1つのカテゴリで成長する可能性が高いかグラフにして可視化したものです。カテゴリは一般型、神経型、生殖型、リンパ型の4つに分類されます。
× 神経系の発育曲線は、生まれてから急に増加します。そのため、4歳からとしている本選択肢は誤りです。
× 筋骨格系は一般型に含まれます。一般型は生まれてすぐと12歳頃に伸びるとされています。よって本選択肢は誤りです。
〇 スキャモンの発育曲線では、生殖器系の組織が12歳ごろから急速に発達するとされています。
× 循環器系の組織はリンパ型に含まれます。リンパ型は生まれてすぐに増加し、12歳頃でピークを迎えます。よって本選択肢は誤りです。
× 循環器系の組織はリンパ型に含まれます。リンパ型は生まれてすぐに増加し、12歳頃でピークを迎えます。よって本選択肢は誤りです。
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02
スキャモン(Scammon, R.E.)の発達曲線とは、リンパ型、神経型、一般形、生殖型に分類されます。
4~5歳くらいで80%発達し、20歳までで100%となります。
適切です。
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03
人は生まれてから成人するまでの間に様々な器官や身体が大きく成長していきますが、スキャモン(Scammon, R.E.)の発達曲線は、その成長過程をグラフ化したものです。
成長パターンを一般型、神経型、生殖型、リンパ型の4つにわけ、それぞれの成長を曲線で表しています。
不正解です。
神経系の組織は、音感やリズム感、器用さなどへの影響を与える脳、脊髄、感覚器の成長となります。
生まれてから一気に成長し、12歳ころまでには成人と変わらないレベルにまで成長します。
不正解です。
筋肉、骨格をはじめ、身長や体重などの成長は一般型の一部となり、生後すぐと12歳頃に大きく成長します。
正解です。
生殖型は、生殖器、咽頭などの成長する時期のことで、男性らしさ、女性らしさが出てくる時期である12歳から20歳くらいにかけて急成長します。
不正解です。
循環器系はスキャモンの発達曲線では特に明記されていませんが、一般型のうちの一つと考えられ、生後すぐと12歳頃に大きく成長します。
不正解です。
リンパ系は免疫に影響を与える組織の発達に関する成長期を表すものです。
スキャモンの発達曲線では12歳ごろが最も成長し、その後徐々に下がっていきます。
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