介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問65 (介護の基本 問2)
問題文
介護福祉士に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問65(介護の基本 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
介護福祉士に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 傷病者に対する療養上の世話又は診療の補助を業とする。
- 喀痰吸引(かくたんきゅういん)を行うときは市町村の窓口に申請する。
- 業務独占の資格である。
- 資格を更新するために5年ごとに研修を受講する。
- 信用を傷つけるような行為は禁止されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
介護福祉士に関するベースとなる部分の問題です。
介護福祉士の定義、義務、欠格事由などは出題される頻度が高いのでしっかりと覚えておきましょう。
間違いです。
傷病者に対する療養上の世話、診療の補助を業とする資格は看護師になります。
間違いです。
喀痰吸引の申請は、都道府県になります。
間違いです。
業務独占は資格を持つ人だけが、その業務を行うことができる資格のことで、介護福祉士は、資格を持つ人だけが、その名称を使用できる名称独占資格です。
間違いです。
介護福祉士は一度取得すると更新の必要はありません。
正解です。
「社会福祉士及び介護福祉士法」の「信用失墜行為の禁止(第45条)」において、 介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならないということが明記されています。
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02
介護福祉士は介護福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格です。
介護福祉士の資格取得の条件や仕事内容を把握だけでなく、福祉に関係する専門職について最低限理解しておく必要があります。
不正解です。
療養上の世話又は診察の補助は看護師が行う業務です。
不正解です。
介護福祉士が喀痰吸引を行うときは定められた研修を受けたあとに修了の証明書の提出と、認定特定行為業務事業者認定書の発行を都道府県庁に申請する必要があります。
不正解です。
介護福祉士は業務独占ではなく、名称独占の国家資格です。
不正解です。
介護福祉士の資格に有効期限はなく、資格の更新は不要です。
正解です。
名称独占資格は、社会的な信用を得ること、対象者との信頼関係を構築することを目的としています。
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03
介護福祉士資格の基本的な知識の問題です。
得点をしやすいところなので、確実に正答できるようにしましょう。
間違いです。
これは看護師についての説明です。
介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法において、
『身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であって、医師の指示の下に行われるものを含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者』
とされています。
間違いです。
喀痰吸引の申請窓口は都道府県です。
政令指定都市であっても同様に都道府県が窓口になります。
間違いです。
介護福祉士は名称独占の資格です。
独占資格は下記の2つに分けられます。
・業務独占
→名称独占を兼ね、更にその資格業務を無資格者が行うと罰せられます。
・名称独占
→その資格を持っていない人が資格を名乗ると罰せられます。
業務自体は、無資格者が行うこともできます。
介護福祉士を未取得でも介護職になれるということです。
間違いです。
介護福祉士に更新制度はありません。
選択肢の介護に関する資格で5年ごとの更新制度があるものは
認定介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネージャー)です。
認定介護福祉士は、2015年から始まった民間資格で、
介護福祉士の上位資格とされています。
介護福祉士取得後5年以上経過していることや、研修、受講試験などの
条件を満たすと認定されます。
正解です。
社会福祉士及び介護福祉士法45条において
『社会福祉士又は介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。』
とされています。
信用失墜行為に当たるものが具体的に示されているわけではありませんが、
介護福祉士資格の社会的信用を失わせるような行為とされます。
社会福祉士及び介護福祉士法などの介護に関する法令や、
倫理綱領、行動規範に目を通しておきましょう。
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