介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
介護の基本 問4
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 介護の基本 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
個別性や多様性を踏まえた介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- その人らしさは、障害特性から判断する。
- 生活習慣は、生活してきた環境から理解する。
- 生活歴は、成人期以降の情報から収集する。
- 生活様式は、同居する家族と同一にする。
- 衣服は、施設の方針によって統一する。
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この過去問の解説 (2件)
01
全ての人が、それぞれの人生を歩んできて、それぞれの価値観をもっています。
そのため、求める介護も一人ひとりが異なるのが当然です。
こうした個別性を踏まえたうえで、介護福祉士は個々に適した介護=個別ケアを提供していく必要があります。
個別ケアは心身状況に応じた介護技術だけではなく、その人の生活史を踏まえた個別的な生活支援が求められます。
不正解です。
障害特性といった心身状態だけではなく、生活史を踏まえて個別のケアを提供する必要があります。
正解です。
個別性や多様性を理解するために、その人の生活史を知ることは、生活習慣を理解することに繋がります。
介護を行なう上で大切なことです。
不正解です。
生活歴は、どのように生きてきたのか、どのように生活してきたのかという、その人の歴史です。
出生時からの情報を収集することが適切です。
不正解です。
生活様式は一人ひとり異なるもので、必ずしも家族と同一とは限りません。
不正解です。
衣類にも、その人らしさや拘りがでるものです。
好みに合わせて選んでもらうことが大切です。
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02
介護保険制度導入後より、一人一人がその人らしく日常生活を営むことができることを目標に、介護のあり方が見直されるようになりました。
また集団よりも個別でのケアへと移行しており、介護を必要とする人に応じた多様性あるサービス提供と環境整備が重要となっています。
不正解です。
障害特性は障害そのものの特徴のことで、特性も人それぞれです。
その人らしさを判断する基準には適切ではありません。
正解です。
食事や運動や睡眠などの習慣をはじめ日々生活してきた環境が、その人個人の生活習慣になります。
不正解です。
生活歴は、その人が生きてきた歴史ともいえるものです。
出生地や幼少期の出来事や家族、結婚歴など成人期以前からの情報も収集します。
不正解です。
生活様式は社会の中での営み方や、生活の型をいいます。家族それぞれが違った社会への参加をしていることが多く、同居しているからといって生活様式は異なるので適切ではありません。
不適切です。
施設の方針で衣服を統一することは個別性や多様性を踏まえない集団処遇、集団での管理となります。
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