介護福祉士の過去問
第36回（令和5年度）
生活支援技術 問5
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問題
介護福祉士国家試験 第36回（令和5年度） 生活支援技術 問5 （訂正依頼・報告はこちら）
回復期にある左片麻痺（ひだりかたまひ）の利用者が、ベッドで端座位から立位になるときの基本的な介護方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 利用者の右側に立つ。
- 利用者に、ベッドに深く座るように促す。
- 利用者に、背すじを伸ばして真上に立ち上がるように促す。
- 利用者の左側に荷重がかかるように支える。
- 利用者の左の膝頭に手を当てて保持し、膝折れを防ぐ。
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この過去問の解説 （2件）
01
片麻痺のある利用者の立ち上がりを介助する場面です。
立ち上がりやすい姿勢や重心移動に加え、麻痺側に重心をかけることが難しく危険がある事を含めて回答しましょう。
不正解です。
片麻痺のある利用者の立ち上がりを介助する場合、麻痺側に倒れやすいため、介助者は麻痺側に立ちます。
不正解です。
深く座る姿勢では、立ち上がるための前上方への重心移動が難しくなり、大きな力が必要になってしまいます。
浅く座ることで、重心移動がしやすくなり小さな力で立ち上がることができます。
不正解です。
真上に立ち上がるのは足の力が必要になり、片麻痺の利用者はバランスを崩す恐れがあります。
お辞儀をするように前方上に重心を移動することで、足底に重心が乗り、少ない力で立ち上がることができます。
不正解です。
麻痺側に重心を置くとバランスを崩し転倒などを起こす可能性があります。
正解です。
膝頭に手を当てて保持することで、膝折れを防ぐことができます。
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02
ベッドに座った状態から立つとき動作と、左片麻痺がある利用者の介助の際の注意事項をおさえておくことが必要になります。
不正解です。
ベッドからの立ち上がりの際に介助者は麻痺側（左）に立ちます。
麻痺のある側に立つことで安全に支えることができます。
不正解です。
立ち上がる際には足底を床に着け、ベッドに浅く座っていることを確認します。
浅く座ることで立ち上がる動作（前かがみの姿勢）が取りやすくなります。
不正解です。
立ち上がるときは、前かがみになりお辞儀をするような体勢をとるようにします。
真上に立ち上がることは身体の負担が増し、姿勢が不安定になりやすく不適切です。
不正解です。
麻痺側への重心移動の機能が低くなるため、麻痺のある左側に荷重をかけることは不適切です。
正解です。
麻痺側は膝折れしやすいため、膝頭に手を当てることは膝折れ防止になります。
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