介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問85 (生活支援技術 問6)
問題文
標準型車いすを用いた移動の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問85(生活支援技術 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
標準型車いすを用いた移動の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 急な上り坂は、すばやく進む。
- 急な下り坂は、前向きで進む。
- 踏切を渡るときは、駆動輪を上げて進む。
- エレベーターに乗るときは、正面からまっすぐに進む。
- 段差を降りるときは、前輪から下りる。
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この過去問の解説 (3件)
01
場面ごとの車いすの操作のポイントになります。
正解が分かりづらいかもしれませんが、消去法で正解を導きましょう。
不正解です。
車いすは視線が低く、歩行より早く感じます。
素早い操作は恐怖感を与える可能性があります。
不正解です。
下り坂では後ろ向きに移動します。
後ろ向きになる事で、介助者がブレーキのかわりになり、ゆっくりと進むことができます。
不正解です。
レールなどの溝に前輪がはまってしまわぬよう、場所ごとに前輪を上げて進む方が安全です。
正解です。
エレベーターの乗り降りの際には、溝に注意し出来る限り正面から乗り降りします。
斜めに進むと前輪が溝にはまってしまう可能性があります。
出る時のことを考え、後ろ向きで乗るといいかもしれません。
不正解です。
段差を上る時には前向き、降りるときは後ろ向きで移動します。
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02
車いすを用いた移動の介護における注意点は多いので間違えて覚えてしまわないように注意が必要です。
標準型車いすは身体状況や環境に対応しやすいスタンダードなタイプで、商業施設で貸し出しされるものとしても多く使われています。
不正解です。
上り坂での介助はゆっくり車いすを押し上げて進むことが基本です。
坂ですばやく進むことは上り下り問わず危険な行為となります。
不正解です。
下り坂では後ろ向きで車いすを支えながら進みます。
急な下り坂では特に前向きに進むことは厳禁です。
不正解です。
踏切を渡るときは、前輪を上げて進み、駆動輪が段差に接するときに前輪を下ろすといった介助を行います。
前輪はキャスタとも呼ばれる前方の小さなタイヤを指し、駆動輪は後部についている大きなタイヤを指します。
正解です。
車いすでエレベーターに乗るときは正面からまっすぐ進んで乗り、目的階についたら後ろ向きに進んで降ります。
不正解です。
段差を下りるときは、車いすを後ろ向きにして後輪からゆっくり下ります。
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03
車いすは便利なものですが、その扱いを間違えると
事故で大きなけがなどにつながることがあります。
正確な扱い方を覚えておきましょう。
間違いです。
車いすを素早く動かすということは、
登りでも下りでも平地でも、大変危険な行為です。
間違いです。
後ろ向きで降りて、介護者が下にいるようにすることで
車いすだけが下に落ちて行ってしまうことや、利用者の体が
前に転がり落ちてしまうことを防ぎます。
間違いです。
駆動輪を浮かすということは、回転して車いすを前に進めるタイヤを浮かせることになります。
それでは前に進むことができません。
また、標準型車いすは駆動輪が大きく、補助輪(キャスター)は小さいので
踏切の溝にはまってしまうことが想定され、多変危険です。
正解です。
フロアとエレベーターにある隙間に、
車輪が挟まってしまわないように
斜めにならず、まっすぐ正面に向かって進みます。
間違いです。
前輪から降りると、車いすが前方に傾くことになり
利用者の体が前に転がり落ちる可能性があります。
標準型車いすで階段を降りるときは、
昇降機を使うか、使えない状況なら前輪を上にあげて
駆動輪を階段に這わせるようにして降ります。
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