介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
生活支援技術 問7

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 生活支援技術 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

医学的管理の必要がない高齢者の爪の手入れに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 爪は、入浴の前に切る。
  • 爪の先の白い部分は、残らないように切る。
  • 爪は、一度にまっすぐ横に切る。
  • 爪の両端は、切らずに残す。
  • 爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする。

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この過去問の解説 (2件)

01

高齢になると、新陳代謝も悪くなるため、爪も伸びるのに時間がかかりますが、切らないでおくと巻き爪や爪白癬などが引き起こされる原因にもなります。

 

高齢者の爪は身体が乾燥するのと同様に乾燥していき、硬く、厚くなります。

柔らかくした状態で、少しづつ切り、無理に爪切りで仕上げようとせずに、最後はやすりで整えるように心がけましょう。

選択肢1. 爪は、入浴の前に切る。

不正解です。

高齢者の爪は割れやすいため、入浴後の柔らかくなっている状態で切ることが望ましいです。

選択肢2. 爪の先の白い部分は、残らないように切る。

不正解です。

爪の白い部分を少し残して切り、最後にやすり掛けで整えます。

選択肢3. 爪は、一度にまっすぐ横に切る。

不正解です。

周りの皮膚を傷つけないよう、少しづつ切ります。

選択肢4. 爪の両端は、切らずに残す。

不正解です。

爪の両端を切ると、巻き爪などの原因になるため、やすりを掛けて滑らかにしていきます。

選択肢5. 爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする。

正解です。

切ってそのままにすると、爪で皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。

やすりを掛けて滑らかにします。

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02

医療的管理の必要のない高齢者の爪の手入れは介護職が行えるものですが、

高齢者の爪は硬さや疾患の有無など介助に色々な注意点があります。

状態を観察しながら清潔保持の支援を行えるよう適切な回答を選びましょう。

選択肢1. 爪は、入浴の前に切る。

不正解です。

爪は入浴後の水分を含んで少し柔らかくなった状態で切ることが適切です。

選択肢2. 爪の先の白い部分は、残らないように切る。

不正解です。

爪の先の白い部分を残らないように切ると深爪になるため、白い部分が残るように切ることが適切です。

深爪になると白い部分の裏にある薄い皮膚が剥がれやすくなり、爪の健康と衛生的によくありません。

選択肢3. 爪は、一度にまっすぐ横に切る。

不正解です。

爪は一度にまっすぐ切ろうとすると爪にヒビが入ることがあるため、少しずつ切ることが適切です。

選択肢4. 爪の両端は、切らずに残す。

不正解です。

爪の両端は斜めに深く切り過ぎない、両端の角だけを少し落とすように切ります。

選択肢5. 爪切り後は、やすりをかけて滑らかにする。

正解です。

やすりをかけて滑らかにすることで、物に引っかかることや怪我を防ぐ効果もあります。

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