介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問4 (人間関係とコミュニケーション 問2)
問題文
このときの、介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問4(人間関係とコミュニケーション 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
このときの、介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 互いの自己開示
- コミュニケーション能力の評価
- 感覚機能の低下への配慮
- 認知機能の改善
- 双方向のやり取り
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
正解は「双方向のやり取り」です。
介護福祉職に求められるコミュニケーションは、一方的に話しかけることではなく、相手の反応を受け止めながら「やり取り」を重ねることが基本です。
今回のように、あいづちを打ちながら話を引き出そうとする対応は、まさに双方向のやり取り=対話を意識した関わりといえます。
特に、初対面や緊張している利用者との関係づくりでは、無理に話させるのではなく、安心して話せる雰囲気づくりが何より大切です。
あいづちやうなずきには、「ちゃんと聞いていますよ」というメッセージが込められているのです。
自己開示とは、自分の内面を相手に伝えることです。
今回は、Aさんの話を引き出すことが目的であり、「互いの」という状況ではありません。
評価するための会話ではなく、信頼関係を築くための会話です。
Aさんの様子を見ながら、無理なく対話を広げようとしています。
Aさんが戸惑っている様子は見られますが、感覚機能の低下(視覚・聴覚の障害)についての記載はありません。
状況と合いません。
認知症や記憶障害などの問題には触れられておらず、会話を通して関係を築くことが主な目的です。
正解。
あいづちを打ちながら、相手の話を引き出す姿勢は、まさに「対話」を意識した双方向のコミュニケーションです。
これは介護の現場で非常に重視される基本姿勢です。
介護におけるコミュニケーションは、「話す力」よりも「聴く力」や「引き出す力」が大切です。
特に新しい環境に入ったばかりの方には、無理に話をさせるのではなく、相手のペースを大切にする対応が求められます。
選択肢で迷ったら、「一方的になっていないか? 相手の気持ちに寄り添えているか?」を考えてみてください。
やり取りのキャッチボールができているかどうかが、答えを導くヒントになりますよ。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
前の問題(問3)へ
第37回(令和6年度) 問題一覧
次の問題(問5)へ