介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問19 (こころとからだのしくみ 問1)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問19(こころとからだのしくみ 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 扁桃体(へんとうたい)
- 小脳
- 下垂体
- 海馬
- 視床下部
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
正解は「扁桃体(へんとうたい)」です。
脳には、色々な機能が特定の場所に集まって働いています。
これを「機能局在」と呼びます。
扁桃体は、脳の奥深くにある小さなアーモンドのような形をした神経細胞の集まりです。
恐怖や不安、喜びといった情動の処理や、その情動を伴う記憶の形成に深く関わっていることが知られています。
たとえば、怖い経験を思い出したときにドキドキする感覚も、扁桃体の働きによるものなんですね。
正解。
情動の中心的な役割を担っており、恐怖や怒りなどに対する反応や、記憶との結びつきにも関与します。
小脳は、主に運動の調整や体のバランスを保つこと、そして姿勢の制御に関わっています。
情動とは関係がありません。
下垂体はホルモンの分泌をコントロールしており、身体の内分泌機能に関わる器官です。
感情の処理とは直接つながっていません。
記憶の形成に大きく関わる場所ですが、情動の中心というわけではありません。
扁桃体とは近い位置にありますが、役割が異なります。
視床下部は、体温や睡眠、食欲といった自律的な機能を調整しています。
情動と間接的に関係する部分はありますが、中心とは言えません。
海馬や視床下部も「感情と何か関係がありそう」と感じやすいですが、恐怖や不安などの感情を直接的に処理するのは扁桃体です。
つい混同しがちなところなので、「感情=扁桃体」とイメージで覚えておくと安心ですね。
この問題は、脳の主要な部位とそれぞれの働きを理解しているかどうかが鍵となります。
特に、人間の感情や行動に深く関わる大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)の構造は、介護福祉士としてぜひ知っておきたい知識ですよ。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
前の問題(問18)へ
第37回(令和6年度) 問題一覧
次の問題(問20)へ