介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問26 (こころとからだのしくみ 問8)
問題文
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問26(こころとからだのしくみ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 胃
- 小腸
- 直腸
- 横行結腸
- S状結腸
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は「小腸」です。
小腸は、栄養素の大部分を吸収する重要な器官です。
消化された食べ物から、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミンなどの栄養素を効率よく取り込むはたらきがあります。
その秘密は、小腸の内側にある「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる細かい突起です。
これらがびっしりと並ぶことで吸収面積を広げ、栄養の取り込みを助けているのです。
「小腸は栄養吸収のプロ!」と覚えておくと、迷いにくくなりますよ。
胃は、食べ物を一時的に溜めておく働きがあり、主にタンパク質の消化を始める場所です。
ただし、栄養の吸収はほとんど行われません。
正解。
小腸は、食べ物から栄養素を吸収する、私たちの体の中で最も重要な器官のひとつです。
内部は「空腸」や「回腸」などに分かれており、全体の長さはおよそ6〜7メートルにもなります。
この長さと構造が、効率的な栄養吸収を支えているのです。
直腸は、排泄に備えて便を一時的に貯めておく場所です。
そのため、栄養の吸収はほとんど行われません。
消化・吸収の役割は、主に小腸で完結しています。
横行結腸は大腸の一部であり、水分やミネラルなどの電解質を吸収する働きがあります。
ただし、栄養素の吸収はほとんど行われません。
S状結腸は、大腸の終末部にあたり、排泄に向けて便を蓄える役割を担っています。
この部分でも、栄養の吸収は行われていません。
「消化される場所」と「吸収される場所」の違いを明確にしておくことが大切です。
食べ物はまず胃で消化が始まりますが、体に必要な栄養素として吸収されるのは、主に小腸で行われます。
この流れをしっかりイメージしながら覚えることで、記憶にも定着しやすくなりますよ。
つい「胃で吸収されている」と思いがちですが、実際に体に取り込まれて役立つ形になるのは小腸での吸収です。
「胃は、分解する場所」「小腸は、取り込む場所」と分けて考えることで、消化のしくみがぐっと理解しやすくなります。
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02
介護をするうえで、
利用者の栄養摂取の状況を知ることは重要です。
以下の順番で覚えておきましょう。
口 (咀嚼と唾液)
歯で砕かれ、唾液と混ざることで食塊が形成されます。唾液が炭水化物の分解を助けます。
↓
食道 (嚥下と蠕動運動)
咀嚼された食塊は咽頭を通って食道へと送られ、蠕動運動によって胃へ運ばれます。
ここで、気管に入らないように調整しています。
↓
胃 (消化と分解)
胃酸などの働きにより、食べ物が分解されます。
↓
小腸 (栄養吸収のメイン)
膵液や胆汁によって栄養素がさらに分解され、
小腸壁から吸収されます。ここで大多数の栄養素が血液に取り込まれます。
↓
大腸 (残りの吸収と排泄準備)
※大腸は「盲腸」「結腸(上行、横行、下行、S状結腸)」「直腸」「肛門」で構成
小腸で吸収されなかった残りの水分がここで吸収され、
不要なものは便となります。
↓
直腸と肛門 (排泄)
不要物は直腸に溜まり、一定量に達すると便として排出されます。
×:誤りです。
冒頭の解説の通りです。
胃は吸収よりも分解に重きが置かれています。
○:正しいです。
冒頭の解説の通りです。
小腸壁には無数の絨毛があり、
それによって栄養を吸収する表面積を拡大し
効率よく栄養を吸収しています。
×:誤りです。
直腸は、栄養素の吸収は殆どされず、
排泄物の貯蔵に重きが置かれています。
直腸を含む大腸部分は
栄養素の吸収よりも水分の吸収の方が
役割として大きいです。
×:誤りです。
冒頭の解説の通りです。
横行結腸を含む大腸部分は
栄養素の吸収よりも水分の吸収の方が
役割として大きいです。
×:誤りです。
冒頭の解説の通りです。
S状結腸を含む大腸部分は
栄養素の吸収よりも水分の吸収の方が
役割として大きいです。
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