介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問84 (生活支援技術 問5)
問題文
次のうち、右片麻痺(みぎかたまひ)の利用者が多点杖(たてんづえ)を使用して3動作歩行を開始するときに、介護福祉職が行う説明として、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問84(生活支援技術 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、右片麻痺(みぎかたまひ)の利用者が多点杖(たてんづえ)を使用して3動作歩行を開始するときに、介護福祉職が行う説明として、適切なものを1つ選びなさい。
- 「杖(つえ)、右足、左足の順で歩きましょう」
- 「杖、左足、右足の順で歩きましょう」
- 「右足、左足、杖の順で歩きましょう」
- 「左足、杖、右足の順で歩きましょう」
- 「左足、右足、杖の順で歩きましょう」
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この過去問の解説 (2件)
01
杖は麻痺側の補助のために使用し、健側で持つのが原則です。
3動作歩行とは、以下の3つの動作を1つずつ順に行うのが原則です。
①杖を前に出す
②麻痺側の足を出す
③健側の足を出す
この順序で歩行することで、麻痺側の足が前に出るときに杖が支えとなり、バランスを取りやすく転倒を防ぎます。
〇
3動作歩行の基本に沿った正しい順序です。
最初に杖を出し、次に麻痺側を出し、最後に健側を出すことで常に麻痺側の足を杖と健側の足が支える形になります。
×
この順序だと杖を出した後、健側の左足が先に出るため、麻痺側の右足が次に出る際に支えが少なくなり。転倒リスクが高まります。
×
右足を先に出すと、麻痺側の足を支えるものがなく不安定です。また、杖は最初に出すことで足の支持基底面を広げ、バランスを取る役割があります。
×
健側の左足を先に出してしまうと、麻痺側の右足が出るときに十分な支持が得られません。
×
杖は歩行動作の最初に出して、次に麻痺側の足、最後に健側の足という順序が正しいです。
この順序では、杖の支えの役割を果たさず、転倒リスクが高まります。
まとめ
利用者様の安全な方向のために正しい順序を指導し、必要に応じて見守りや支援を行うことが大切です。
杖の出す順番や足の運びは事故防止の基本であり、正確な理解が求められます。
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02
正解は「杖(つえ)、右足、左足の順で歩きましょう」です。
片麻痺の方の杖歩行は、杖→患側→健側の順番です。
この問題の場合だと、杖→右足→左足の声掛けが適切です。
適切
片麻痺がある方の杖歩行の声掛けとして最も適切です。
立ち位置は、利用者の斜め後ろ、杖を持っていない側に立ちましょう。
不適切
右足(患側)を最後に出すと、バランスを崩す危険性が高いので不適切といえます。
ただ、階段を上る際はこの手順が望ましいです。
不適切
右足(患側)を最初に出すのもバランスを崩す危険性があるので不適切といえます。
不適切
右足(患側)を最後に出すと、バランスを崩す危険性が高いので不適切といえます。
不適切
杖が最後の場合、杖の役割として不十分な状態となり、転倒の危険性が高まります。
今回は、片麻痺の方の歩行介助に関する問題でした。
平坦な場所では、杖→患側→健側
階段の下りも、杖→患側→健側
階段の上りでは、杖→健側→患側
状況に合わせた歩行手順の声掛けを行いましょう。
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